沢井 実/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2016.10 -- 507.7

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資料詳細

タイトル 日本の技能形成
タイトルカナ ニホン ノ ギノウ ケイセイ
副書名 製造現場の強さを生み出したもの
著者 沢井 実 /著  
著者カナ サワイ ミノル
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2016.10
ページ数 4,237p
大きさ 22cm
一般件名 工業教育-歴史 , 技術教育-歴史 , 熟練労働
ISBN13桁 978-4-8158-0852-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 507.7
内容紹介 なぜ日本で戦後に、複雑な課題に対応できる大量の現業労働者たちが育ったのか? 現場の熟練形成の画期を、戦前以来の学校や工場での技能教育にたどり、徒弟制からの転換をもたらした若年労働者教育の決定的役割を示す。
著者紹介 1953年生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。南山大学経営学部教授。大阪大学名誉教授。博士(経済学)。著書に「機械工業」など。

目次

序章 課題としての技能形成
  はじめに
  1 明治・大正期の技能形成
  2 1930年代から50年代半ばの技能形成
  3 本書の課題と構成
第1章 熟練工論争とは何か
  はじめに
  1 多能工論の展開
  2 単能工論の展開
  おわりに
第2章 熟練工養成政策の展開
  はじめに
  1 戦前期工業教育の特質
  2 熟練工養成政策の展開
  3 工場事業場技能者養成令の成立と運用
  おわりに
第3章 技能形成の実態とその可視化の試み
  はじめに
  1 大企業と中小企業における技能形成
  2 技能形成の実態
  3 日本技術教育協会の実践
  4 技能者養成テキストの刊行とその歴史的意義
  おわりに
第4章 中等工業教育と熟練工養成
  はじめに
  1 工場における見習工制度
  2 下請工場の熟練工養成
  3 工業学校での養成
  4 工業各種学校での養成
  おわりに
第5章 中小鍛造工場調査にみる労働者像
  はじめに
  1 所有と経営
  2 採用と労働移動
  3 各労働者のプロフィールと賃金
  4 技能形成と労働の実態
  5 受発注関係
  おわりに
  補論 戦時下の大都市における公立青年学校
第6章 技能形成の前提
  はじめに
  1 商工審議会の決議
  2 職長制度の現状と職長養成施設(1929・31年)
  3 職長制度の問題点
  4 戦時下における職長教育施設の拡大
  おわりに
第7章 熟練工・職長に対する社会教育
  はじめに
  1 協調会
  2 福岡県労務者教育協議会
  3 労働学校
  4 文部省の労働者教育
  おわりに
第8章 戦後への展開
  はじめに
  1 昭和20年代の技能者養成
  2 大企業における養成工制度の展開
  3 中小企業における技能形成
  おわりに
終章 技能形成問題がもたらしたもの