関水 徹平/著 -- 左右社 -- 2016.10 -- 367.68

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閲覧室 /367.6/セ/ 117014209 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 「ひきこもり」経験の社会学
タイトルカナ ヒキコモリ ケイケン ノ シャカイガク
著者 関水 徹平 /著  
著者カナ セキミズ テッペイ
出版者 左右社
出版年 2016.10
ページ数 371,23p
大きさ 20cm
一般件名 ひきこもり
ISBN13桁 978-4-86528-156-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 367.68
内容紹介 「ひきこもり」経験者および「ひきこもり」経験者以外の人びと-とりわけ家族や行政-にとって、「ひきこもり」経験とはどのような経験なのか。ひきこもり研究の新たな担い手がひきこもり問題の社会的様相を浮かび上がらせる。
著者紹介 1981年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。立正大学社会福祉学部専任講師。

目次

序章 本書の主題と構成
  1 本書の問いと背景
  2 分析対象
  3 分析枠組み
  4 本書の構成
第一章 「ひきこもり」経験と<問い>
  1 はじめに
  2 「ひきこもり」経験における<問い>
  3 「ひきこもり」経験の語りにみる<問い>と「孤立」
  4 考察
  5 結び
補論Ⅰ カテゴリーと主体
  1 はじめに
  2 データの検討
  3 「ひきこもり」という自己定義
  4 「ひきこもり」経験者としての主体化
  5 結語
第二章 戦後日本と「ひきこもり」問題
  1 本章の問い
  2 分析の視点
  3 市場による生活保障
  4 政府による生活保障
  5 家族による生活保障
  6 考察
  7 結び
補論Ⅱ 「ひきこもり」の語られ方
  1 「ひきこもり」問題とはどのような問題なのか?
  2 誰が「ひきこもり」について語ってきたのか
  3 「ひきこもり」という「問題理解の枠組み」
  4 考察
  5 結語
第三章 状況と自己アイデンティティ
  1 本章の問い
  2 エリクソンの自己アイデンティティ論からみた参加の困難
  3 ゴフマンの相互行為論からみた参加の困難
  4 状況的自己と自己アイデンティティ
  5 結び
補論Ⅲ 「ひきこもり」支援を考える
  1 はじめに
  2 「ひきこもり」支援論の現状と課題
  3 主観的QOLを軸にした支援における支援関係
  4 結語
第四章 「私」たちの人生の物語
  1 「ひきこもり」経験の語りにおける「時間」
  2 時間の経験と物語
  3 人生の物語を語り直す
  4 「私」の物語を引き受ける
  5 「私」たちの物語を語る
  6 結び
補論Ⅳ 「生きることへの意思」再考
  1 はじめに
  2 「生きていくことを覚悟する」への疑問
  3 第一の疑問
  4 第二の疑問
  5 第三の疑問
  6 結語
終章 「社会」を見いだす
  1 「ひきこもり」経験からみる社会のあり方
  2 「ひきこもり」経験と同化主義
  3 同化主義における抑圧
  4 多様な諸個人の関わり合いとしての社会
  5 結び