田中 麻子/著 -- 大月書店 -- 2016.8 -- 368.64

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閲覧室 /368.6/タ/ 117011403 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 不可視の性暴力
タイトルカナ フカシ ノ セイボウリョク
副書名 性風俗従事者と被害の序列
著者 田中 麻子 /著  
著者カナ タナカ アサコ
出版者 大月書店
出版年 2016.8
ページ数 312,43p
大きさ 20cm
一般件名 性犯罪 , 風俗営業 , 性風俗 , 被害者
ISBN13桁 978-4-272-35042-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 368.64
内容紹介 「問題化される性暴力」の背後で語られない数多くの加害と被害。不可視の性暴力のなかでもいっそう深い地点に置かれている「性風俗従事者に対する性暴力」を問い、被害者に沈黙を強いる支配的・文化的信念を明らかにする。
著者紹介 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。Center for HEART/HEARTカウンセリングセンター事務局長。

目次

序章 性暴力はなぜ語られにくいのか
  一 「性暴力」とは何か
  二 性暴力の可視化と不可視化
  三 語られない性暴力
  四 「性風俗」と「性風俗従事者」
第一章 性暴力被害者の苦悩
  一 レイプ神話と被害者非難
  二 象徴的意味とスティグマ
  三 性暴力の概念化と被害者のスティグマ化
第二章 性暴力被害者の差異と序列
  一 社会的尊敬度と性暴力の不可視化
  二 「問題化される性暴力」と「性風俗従事者に対する性暴力」
  三 性風俗の二重規範
第三章 性風俗における性暴力
  一 性風俗従事者に対する性暴力
  二 従事環境に組み込まれた性暴力
  三 性風俗に従事する背景
  四 従事者の身体的・精神的負担
第四章 性風俗従事者に対する性暴力の不可視化
  一 加害者による不可視化
  二 周囲による不可視化
  三 被害者自身による不可視化
  四 スティグマと不可視化の構造
第五章 性暴力を可視化する
  一 「性暴力」を語るまで
  二 性暴力被害を語る力
  三 性暴力被害を聴く力
終章 性暴力のありか
  一 「問題」の可視化
  二 性暴力の加害責任
  三 「部外者」から「聴き手」になる