井上 泰至/編 -- 勉誠出版 -- 2016.7 -- 210.5

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閲覧室 /210.5/キ/ 117062554 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 近世日本の歴史叙述と対外意識
タイトルカナ キンセイ ニホン ノ レキシ ジョジュツ ト タイガイ イシキ
著者 井上 泰至 /編  
著者カナ イノウエ ヤスシ
出版者 勉誠出版
出版年 2016.7
ページ数 7,497p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-近世 , 日本-対外関係-歴史 , 歴史学-歴史
ISBN13桁 978-4-585-22152-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.5
内容紹介 世界が可視化され広がりをみせていく近世日本、新たな「他者」との邂逅は「日本」という自己認識を形成・変容させていった。武の記憶、藩による修史事業などの視点から、近世・近代日本の世界観・思想のありかたを照らし出す。
著者紹介 1961年生まれ。防衛大学校教授。専門は日本近世文学(上田秋成・軍書・人情本)、近代俳句(子規・虚子)。著書に「近世刊行軍書論」「近代俳句の誕生」など。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
朝鮮観の変転
  近世の歴史叙述と対外認識を論ずるために
井上 泰至/著 3-25
写本軍書類に見る朝鮮出兵時の立花宗茂と小早川隆景
  語り継がれる「碧蹄館の戦い」の記憶
倉員 正江/著 26-48
フヴォストフ事件と『北海異談』
  壬辰戦争の戦争史的な検討と『海国兵談』の利用を中心に
金 時徳/著 49-84
硫黄島の安徳天皇伝承と薩摩藩・島津斉興
  文政十年の「宝鏡」召し上げをめぐって
鈴木 彰/著 85-113
室鳩巣『赤穂義人録』論
  その微意と対外意識
川平 敏文/著 117-142
<異国襲来>の原像
  塙保己一『螢蠅抄』から
佐伯 真一/著 143-164
節用集の付録による教養形成研究のための覚書 佐藤 貴裕/著 165-184
長崎通詞の西欧文明理解
  志筑忠雄を手掛かりに
久保 誠/著 185-201
松浦静山のみた境界と「属地」
  普陀山をめぐる考証から
吉村 雅美/著 205-234
大名文庫形成試論
  大名はなぜ古典籍を集めたのか
前田 雅之/著 235-256
『大日本史賛藪』所収外国伝賛の対外史認識 勢田 道生/著 257-280
島津家の歴史編纂と幕末薩摩藩の対外意識 寺尾 美保/著 281-299
国学者の歴史認識と対外意識
  本居宣長『馭戎慨言』をめぐって
田中 康二/著 303-327
『日本外史』の執筆意図と誤読 濱野 靖一郎/著 328-348
「鎖国論」から「異人恐怖伝」へ 大島 明秀/著 349-364
『万国公法』と「皇国」の「公法」 三ツ松 誠/著 365-388
近世の考証的学問から近代国学へ 藤田 大誠/著 391-410
一八七四年の「台湾危機」
  「回避した戦争」をめぐる諸言説について
樋口 大祐/著 411-437
時代と世話の「朝鮮事変」
  河竹黙阿弥は壬午事変をどう描いたか
日置 貴之/著 438-458
近世漢詩に描かれた壬辰戦争 合山 林太郎/著 459-477
軍神を生み出す回路
  幕末の楠正成
井上 泰至/著 478-490