山本 晴彦/編著 -- 農林統計出版 -- 2016.2 -- 709.16

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資料詳細

タイトル 風水害と観光客の増大による世界遺産の劣化と保全
タイトルカナ フウスイガイ ト カンコウキャク ノ ゾウダイ ニ ヨル セカイ イサン ノ レッカ ト ホゾン
副書名 紀伊山地の霊場と参詣道を事例として
著者 山本 晴彦 /編著  
著者カナ ヤマモト ハルヒコ
出版者 農林統計出版
出版年 2016.2
ページ数 10,252p
大きさ 21cm
一般件名 文化財保護 , 風水害 , 観光事業 , 紀伊山地 , 高野山 , 熊野(和歌山県) , 吉野山
ISBN13桁 978-4-89732-340-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 709.16
内容紹介 2004年、世界遺産に登録された紀伊山地の霊場と参詣道を対象に、集中豪雨等により発生する風水害と、観光客の急増によりもたらされる人為的影響という外的影響により発生する遺産劣化を、現地調査に基づいて取りまとめる。
著者紹介 山口大学農学部卒業。農林水産省入省、九州農業試験場を経て、山口大学農学部教授。日本自然災害学会評議員等を務める。平成26年度日本自然災害学会学会賞(学術賞)受賞。

目次

序章
第1章 世界遺産とその現状
  1.ユネスコと世界遺産センター
  2.世界遺産の定義
  3.世界遺産への登録
  4.世界遺産の登録状況
  5.わが国の世界遺産
  6.世界遺産への登録を目指して
  参考文献
第2章 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
  1.世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の歴史
  2.世界遺産登録までの歩み
  3.世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
  4.世界遺産登録後の現状と課題
  参考文献
第3章 紀伊半島における降水の特徴と風水害の歴史
  1.紀伊半島
  2.紀伊半島の地形
  3.紀伊半島における降水の特徴
  4.和歌山県における風水害の歴史
  5.大台ケ原の雨量観測
  参考文献
第4章 1998年台風7号の気象的特徴と強風被害
  1.はじめに
  2.1998年台風7号の経路と気象概要
  3.1998年台風7号の通過に伴う近畿地方の気象特性
  4.奈良県における風観測の概要
  5.台風7号による被害の概要
  6.強風災害後の吉野地方における森林被害の復旧状況
  参考文献
第5章 2009年台風18号の気象的特徴と熊野参詣道の被害
  1.2009年台風18号の気象的特徴
  2.台風18号による熊野参詣道の被害
  3.今後の課題
  参考文献
第6章 世界遺産「熊野参詣道」における石畳コケ類植生の診断
  1.デジタルカメラによる正規化植生指数(NDVI)の推定
  2.石畳コケ類植生の診断
  3.萩往還における石畳コケ類植生の診断事例
  参考文献
第7章 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」における観光客の動態
  1.異なる時間スケールに基づく観光客の動態分析
  2.暦日および天候による観光客の動態分析
  3.団体ツアーにおける観光客の動態状況
  参考文献
第8章 語り部へのアンケートおよびヒアリング調査
  1.語り部とは
  2.語り部の利用状況およびガイドの活動実績
  3.語り部へのアンケートおよびヒアリング調査
  4.おわりに
  参考文献
第9章 2011年台風12号による豪雨の特徴と洪水・土砂災害の概要
  1.はじめに
  2.2011年台風12号の特徴と土砂災害
  3.和歌山県那智勝浦町の参詣道における洪水災害
  参考文献
第10章 洪水災害による雨量・水位観測所の被害
  1.はじめに
  2.2011年9月の台風12号における水位観測所の被災状況
  3.2004年7月の福井豪雨における雨量観測所の被災状況
  4.2012年7月の九州北部豪雨における水位観測所の被災状況
  5.今後の課題
  参考文献
第11章 地理情報システム(GIS)と人工衛星リモートセンシング技術を活用した風水害診断
  1.はじめに
  2.GISを活用した2011年台風12号による紀伊半島豪雨災害の被害状況の把握
  3.人工衛星リモートセンシング技術の活用
  参考文献
第12章 熊野気象観測施設の設置と運用
  1.現地における長期気象観測の必要性
  2.気象テレメータシステムと雷対策
  3.通信機器
  4.観測結果の利用とネットワーク観測
  参考文献
第13章 世界遺産の保全と観光の両立を目指して
  1.世界遺産登録から10周年
  2.わが国における旅行者の動向
  3.世界遺産の保全と観光の両立を目指して
  参考文献
終章