南川 文里/著 -- 法律文化社 -- 2016.1 -- 316.853

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資料詳細

タイトル アメリカ多文化社会論
タイトルカナ アメリカ タブンカ シャカイロン
副書名 「多からなる一」の系譜と現在
著者 南川 文里 /著  
著者カナ ミナミカワ フミノリ
出版者 法律文化社
出版年 2016.1
ページ数 3,220p
大きさ 21cm
一般件名 民族問題-アメリカ合衆国 , 多文化主義
ISBN13桁 978-4-589-03728-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 316.853
内容紹介 アメリカの、「多からなる一」という理想が、具体的な人々の実践と制度的枠組と、それを意味づける思想や言説の歴史的展開のなかで、どのように根づき、現在どのような方向へ向かおうとしているのかを問う。
著者紹介 1973年愛知県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。立命館大学国際関係学部准教授。専門は、社会学、アメリカ研究。

目次

序章 「多からなる一」という理想
第Ⅰ部 多文化社会の歴史的形成
第1章 「移民の国」の理想とその歴史的展開
  1.1 「移民の国」ナショナリズム
  1.2 「移民の国」理念の確立
  1.3 再構成する「移民の国」
  1.4 文化的多様性の世紀
第2章 アメリカ人種主義体制と文化的多様性
  2.1 人種と人種主義
  2.2 奴隷制から人種隔離制度へ
  2.3 公民権運動の展開とその帰結
  2.4 拡張する公民権
  2.5 公民権運動と文化的多様性
第Ⅱ部 「多からなる一」の歴史社会学
第3章 「単一のアメリカ」への同化
  3.1 「人種のるつぼ」としてのアメリカ
  3.2 同化主義の時代
  3.3 リベラルな同化論
  3.4 同化主義の困難
第4章 文化多元主義とエスニシティ
  4.1 サラダボウル論の陥穽
  4.2 文化多元主義の思想史的文脈
  4.3 エスニシティと文化多元主義
  4.4 編入様式としての文化多元主義
第5章 アメリカ型多文化主義の成立と展開
  5.1 もう1つの多元主義
  5.2 多文化主義の政策と社会運動
  5.3 編入様式としての多文化主義
第6章 多文化主義をめぐる論争
  6.1 論争的表現としての「多文化主義」
  6.2 多文化主義批判
  6.3 喚起される多様性
  6.4 アメリカ型多文化主義の後退と定着
第Ⅲ部 多文化主義以後の人種と編入様式
第7章 ポスト公民権時代の新しい人種主義
  7.1 現代アメリカと人種主義
  7.2 人種主義体制の遺産と現代的変容
  7.3 「白人と黒人のアメリカ」を超えて
  7.4 アメリカ人種主義の転換点
第8章 アメリカ多文化社会の未来へ
  8.1 アメリカ人種主義の過去と現在
  8.2 多文化主義を超える?
  8.3 「より完全な連邦」
  8.4 新しい多文化社会の構想
  8.5 「多文化による市民社会」の現在
終章 「多文化共生」社会の新たな構想のために