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所蔵場所	請求記号	資料コード	資料区分	帯出区分	状態
地下書庫	/319.1/ﾊ/	116998345	成人一般	可能

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資料詳細

タイトル	近代日本の国際認識
タイトルカナ	キンダイ ニホン ノ コクサイ ニンシキ
著者	長谷川 雄一 ／著
著者カナ	ハセガワ ユウイチ
出版者	芦書房
出版年	2016.1
ページ数	317p
大きさ	22cm
一般件名	日本-対外関係-歴史
ISBN13桁	978-4-7556-1276-3
言語	jpn
分類記号	319.1
内容紹介	なぜ明治期より主流であった北米移民が排斥され、経済的合理性の少ない満蒙移民が実施されるに至ったのか。移民問題で軋轢を生じた米国に対する知識人の認識と、中国等に関心を抱いた人物のアジア認識について論じる。

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目次

序論 近代日本の国際環境と国際認識

  1 二つの国際秩序の狭間で

  2 アジア連帯論から大アジア主義へ

  3 過剰人口問題と移民問題への認識

  4 「満豪」への視角と国際的土地再分配論

第一章 日米関係における「ペリー」の記憶

  1 近代日本の対外的トラウマ

  2 強制的開国の記憶

  3 ペリーの「白旗」

  4 第二の開国後の「ジュニア」と「シニア」

第二章 大正中期大陸国家へのイメージ

  1 「改造」への模索

  2 一九二〇年「大高麗国」構想

  3 一九二四年「蒙古王国」論

  4 土着的国家観の地平と「満洲国」構想

第三章 満川亀太郎の対米認識

  1 大正期満川亀太郎への軌跡

  2 満川亀太郎の国際関係認識

  3 米国の太平洋への膨張と日本開国論

  4 ヴェルサイユ・ワシントン体制と日米関係

  5 「英米争覇論」と「日米同盟論」

第四章 北一輝と満川亀太郎

  1 猶存社への参加

  2 宮中某重大事件と皇太子欧州外遊をめぐって

  3 猶存社解散前後

  4 「床次竹二郎暗殺計画」騒動

  5 宮内省怪文書事件と北一輝の収監

  6 晩年の二人

第五章 排日移民法と満洲・ブラジル

  1 対米移民の方向転換

  2 千葉豊治の移民論

  3 永田稠の移民論

  4 その後の二人

第六章 コロンビア移民の父・竹島雄三の移民論

  1 人口問題と対外移民の模索

  2 竹島雄三の軌跡とコロンビア移民

  3 「国際正義」観と「理想主義」的移民観念

  4 竹島雄三の移民論の現状分析と展望

第七章 「満洲国」建国前後の関東軍移民計画

  1 満洲事変と満洲農業移民

  2 一九三二年当初の移民計画

  3 東宮鉄男の移民案

  4 武装移民送出へ

第八章 駒井徳三の中国認識

  1 実践的アジア主義の解明に向けて

  2 駒井徳三の出自と思想形成

  3 満洲大豆=中国綿花論

  4 康徳学院の創設

第九章 中里介山の中国認識

  1 日本の近代化と危機意識

  2 中里介山の「民衆」観

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