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    袴田茂樹
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平山 昇/著 -- 東京大学出版会 -- 2015.12 -- 387

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /387/ヒ/ 116997032 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 初詣の社会史
タイトルカナ ハツモウデ ノ シャカイシ
副書名 鉄道が生んだ娯楽とナショナリズム
著者 平山 昇 /著  
著者カナ ヒラヤマ ノボル
出版者 東京大学出版会
出版年 2015.12
ページ数 6,313,4p
大きさ 22cm
一般件名 参詣 , 鉄道-日本 , ナショナリズム
ISBN13桁 978-4-13-026241-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 387
内容紹介 明治期の都市化のなかで庶民の娯楽行事として生まれた初詣が、大正期以降知識人へと波及し、娯楽とナショナリズムが絡み合いながら、あらゆる「国民」を包摂した正月行事として定着していく過程を明らかにする。
著者紹介 1977年長崎県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。九州産業大学商学部観光産業学科講師。著書に「鉄道が変えた社寺参詣」がある。

目次

序章 「国民的行事」はいかにして誕生し、持続しえたのか
  一 課題の設定
  二 基本視角
  三 構成と史料
第一部 初詣の成立
第一章 明治期東京における初詣の形成過程
  はじめに
  一 明治期の東京市街地における正月参詣
  二 初詣のはじまり
  三 鉄道会社の集客戦略
  おわりに
第一章補論 「初詣」の用法について
第二章 恵方詣と初詣
  はじめに
  一 都市化による恵方の変質
  二 鉄道会社による恵方の活用
  三 恵方の重要性の低下
  おわりに
第二部 初詣とナショナリズムの接合
第三章 二重橋前平癒祈願と明治神宮創建論争
  はじめに
  一 二重橋前平癒祈願
  二 明治神宮創建論争
  おわりに
第四章 知識人の参入
  はじめに
  一 明治期の初詣とナショナリズムとの隔たり
  二 天皇の代替り
  三 明治神宮と初詣
  おわりに
第四章補論 「庶民」についての若干の補足
第三部 初詣の展開
第五章 関西私鉄・国鉄と「聖地」
  はじめに
  一 「聖地」への鉄路
  二 関西私鉄と国鉄の多角的娯楽戦略
  おわりに
第六章 戦間期東京の初詣
  はじめに
  一 明治神宮の誕生による恵方詣と初詣の関係の変化
  二 関東大震災後
  三 鉄道による郊外行楽の活性化
  おわりに
第七章 初詣をめぐる言説の生成と流通
  はじめに
  一 「皇室=初詣」
  二 「社寺」と「社」
  三 「体験」至上主義
  四 参拝者の「群衆」
  おわりに
終章 鉄道が生み出した娯楽行事とナショナリズムの接合
  一 まとめと考察
  二 エピローグ