中村 正志/著 -- 東京大学出版会 -- 2015.12 -- 312.239

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資料詳細

タイトル パワーシェアリング
タイトルカナ パワー シェアリング
副書名 多民族国家マレーシアの経験
著者 中村 正志 /著  
著者カナ ナカムラ マサシ
出版者 東京大学出版会
出版年 2015.12
ページ数 7,298p
大きさ 22cm
一般件名 マレーシア-政治・行政 , 民族問題-マレーシア
ISBN13桁 978-4-13-036256-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 312.239
内容紹介 多民族国家マレーシアでは、独立以来、パワーシェアリングが続いてきた。理論的考察とマレーシアの事例研究を通じて、「多数派民族の政党が少数民族の利益を尊重するのはなぜか」という問題に関する新たな知見を提示する。
著者紹介 1968年生まれ。東京都出身。東京大学大学院法学政治学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。日本貿易振興機構アジア研究所主任研究員。

目次

序章 マレーシアはエスニック紛争管理のモデルになりうるか?
第1章 パワーシェアリングをめぐる議論
  はじめに
  第1節 どうすれば多数派民族の専制を回避できるか
  第2節 多数派民族の専制が生じやすい社会的条件
  小括
第2章 多数派民族政党が穏健政策を選択する条件
  はじめに
  第1節 「票の共有」再考
  第2節 多数派民族政党内の政策選択
  第3節 仮説検証の手順
第3章 パワーシェアリングの起源
  はじめに
  第1節 民族政党の形成
  第2節 多民族連立政権の誕生
  小括
第4章 マレーシアにおける票の共有
  はじめに
  第1節 票の共有の前提条件は揃っているか
  第2節 民族混合区における与党の構造的優位
  第3節 票の共有効果の推定
  第4節 与党指導者の認識
  小括
第5章 パワーシェアリングの制度
  はじめに
  第1節 UMNO幹部にとっての選挙協力のメリットとデメリット
  第2節 票の共有なき選挙の不在
  第3節 UMNO幹部ポストの価値
  小括
第6章 パワーシェアリング下の暴動
  はじめに
  第1節 1969年選挙:民族問題の争点化とその帰結
  第2節 5.13事件とラーマンの退任
  第3節 独立協約の凍結と新経済政策の導入
  小括
第7章 パワーシェアリング下の党内抗争
  はじめに
  第1節 1980年代半ばの不況とUMNOの分裂
  第2節 1990年代後半の不況とアンワル副首相解任
  第3節 2008年総選挙での歴史的「敗北」とアブドラの退任
  小括
第8章 パワーシェアリングの終焉?
  はじめに
  第1節 票の共有が消失するメカニズム
  第2節 インターネットが促したイデオロギー空間の多次元化
  第3節 パワーシェアリングを支えた仕組みの崩壊
  小括
終章 マレーシアの教訓
  第1節 要約と結論
  第2節 マレーシアの教訓