山根 聡/編著 -- ミネルヴァ書房 -- 2015.12 -- 316.82

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閲覧室 /316.8/エ/ 117001123 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 越境者たちのユーラシア
タイトルカナ エッキョウシャタチ ノ ユーラシア
叢書名 シリーズ・ユーラシア地域大国論
著者 山根 聡 /編著, 長縄 宣博 /編著  
著者カナ ヤマネ ソウ,ナガナワ ノリヒロ
出版者 ミネルヴァ書房
出版年 2015.12
ページ数 10,233p
大きさ 22cm
一般件名 民族問題-アジア
ISBN13桁 978-4-623-07453-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 316.82
内容紹介 ユーラシア大陸の住人にとって国境とは。国家の境界を前提としたマイノリティ、モビリティ、ディアスポラ、ネットワークといった概念を軸に、揺れ動く地域大国の輪郭を様々な時空間に身を置いた人々の眼差しから描出する。
著者紹介 1964年大阪府生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科教授。著書に「四億の少数派」など。

目次

序章 国家の輪郭と越境
  1 新たな世界秩序と非対称な存在
  2 人の移動が紡ぐ大国の輪郭
第Ⅰ部 越境と回帰
第1章 地域大国に生きるムスリム
  1 地域大国に生きるムスリム
  2 居住地をイスラーム的文脈で判断する
  3 インド・ムスリムの聖遷運動
  4 ロシア・ムスリムによる国家像
  5 中国ムスリムの「愛国愛教」
  6 ムスリムのネットワークで拡散する汎イスラーム主義
  7 地域大国で台頭するムスリム知識層
第2章 イスラーム大国としてのロシア
  1 ウンマの中のロシア
  2 帝国の時代のメッカ巡礼
  3 メッカ巡礼と反帝国主義
  4 冷戦の中で
  5 イスラーム大国へ
  6 試練と可能性の間で
第Ⅱ部 周縁からの戦略
第3章 周縁から見るイランの輪郭形成と越境
  1 周縁在地勢力から見る地域大国の形成
  2 クルディスターンの辺境化とアルダラーン一族
  3 群雄割拠時代
  4 カージャール朝支配の浸透
  5 輪郭形成と越境
第4章 2つの帝国とアルメニア人
  1 帝国と民族運動
  2 19世紀のアルメニア社会をめぐる政治経済的状況
  3 2つの帝国で形成されたアルメニア人知識人の系譜
  4 2つの帝国を越境したアルメニア民族政党
  5 2つの帝国の戦争に翻弄されたアルメニア人たち
  6 国民と離散民の二極構造へ
第Ⅲ部 地域大国を語る
第5章 「帰還民」へのまなざし
  1 カザフスタン独立と在外カザフ人
  2 同胞呼び寄せ政策の変遷
  3 現地住民とカザフ人移民
  4 同胞呼び寄せ政策のジレンマ
第6章 口承史に映る国の輪郭
  1 牧畜民にとっての歴史
  2 変わりゆく人と人との関係
  3 土地をめぐる人々の軋轢
  4 病が結びあわす過去と現在
  5 口承史に映る国の輪郭
第7章 輪郭を描き出す
  1 「移民文学」に表れる帰属意識の変容
  2 英文学界におけるブリティッシュ・エイジアン文学
  3 移民第2世代以降の変わりゆく意識
  4 想像のホームランドあるいは「私のインド」
  5 作者の帰属意識
  6 「移民文学」の再考
終章 地域大国と向き合う個人
  1 オサマ・ビンラディンの死
  2 権力の媒介者
  3 中核の価値を担う周縁の人々
  4 思想の循環,交錯,そして境界の消失?
  5 越境する方法としての伝記