寺嶋 正秀/著 -- 化学同人 -- 2015.12 -- 431

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資料詳細

タイトル 現代物理化学
タイトルカナ ゲンダイ ブツリ カガク
著者 寺嶋 正秀 /著, 馬場 正昭 /著, 松本 吉泰 /著  
著者カナ テラジマ マサヒデ,ババ マサアキ,マツモト ヨシヤス
出版者 化学同人
出版年 2015.12
ページ数 12,522p
大きさ 26cm
一般件名 物理化学
ISBN13桁 978-4-7598-1809-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 431
内容紹介 物理化学の基礎をしっかり身につけられるよう、基本理論および数式とその使い方をフルカラーでわかりやすく解説。また、興味深い最先端の研究例も紹介する。見返しに元素の周期表などあり。
著者紹介 1959年香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科教授。理学博士。

目次

序章 物理化学を学ぶ
第Ⅰ部 量子論と化学結合
1章 量子論の基礎
  1.1 量子論の誕生
  1.2 不確定性原理と波動関数
  1.3 シュレーディンガー方程式
2章 量子モデル
  2.1 箱の中の粒子
  2.2 調和振動子-分子振動のモデル
  2.3 角運動量-スピンのモデル
  2.4 剛体回転子-分子回転のモデル
3章 原子の電子構造
  3.1 水素原子
  3.2 原子の波動関数(原子軌道)
  3.3 多電子原子と構成原理
  3.4 電子配置と原子の周期性
  3.5 項の記号
4章 化学結合と分子軌道法
  4.1 分子軌道法と永年方程式
  4.2 二原子分子
  4.3 多原子分子
5章 混成軌道とπ結合
  5.1 混成軌道と多重結合
  5.2 π電子近似とヒュッケル法
  5.3 π電子密度とπ結合次数
第Ⅱ部 分子の構造と分光学
6章 光の性質
  6.1 電磁波の波動方程式
  6.2 平面波と偏光
  6.3 光の強度
  6.4 光の干渉
  6.5 光の回折
  6.6 光子
7章 光と物質の相互作用
  7.1 古典的振動子
  7.2 量子論的な電気双極子
  7.3 光の吸収と放出の速度論
  7.4 レーザー光
  7.5 吸収係数
  7.6 光の散乱
  7.7 スペクトル線の形状
8章 分子の構造と対称性
  8.1 定常状態とは
  8.2 対称操作と対称要素
  8.3 群論と分子の状態
  8.4 点群による対称操作の表現
  8.5 電子状態の対称性
  8.6 選択則
9章 分子のエネルギー構造とスペクトル
  9.1 分子内の運動の分離
  9.2 電気双極子遷移
  9.3 振動回転スペクトル
  9.4 多原子分子の振動
  9.5 基準振動モードの対称性と選択則
  9.6 点群を用いた振動遷移選択則
  9.7 調和振動子近似の破れと特性振動
  9.8 電子遷移と電子スペクトル
10章 電子スピンと核スピン
  10.1 電子スピン
  10.2 核スピン
  10.3 磁気共鳴分光法
第Ⅲ部 熱力学
11章 気体分子運動論
  11.1 理想気体の状態方程式
  11.2 分子運動と気体の圧力
  11.3 気体分子の速度分布
  11.4 気体分子の衝突
  11.5 気体分子の拡散
  11.6 実在気体とファンデルワールス方程式
  11.7 分子間相互作用
12章 熱力学第一法則
  12.1 熱と仕事
  12.2 状態関数と経路関数
  12.3 熱力学第一法則(エネルギー保存則)
  12.4 エンタルピー
  12.5 熱容量と断熱膨張・断熱圧縮
  12.6 反応にともなうエンタルピー変化
  12.7 ジュール-トムソン効果
13章 エントロピーと変化
  13.1 エントロピー
  13.2 エントロピーは状態関数
  13.3 不可逆過程のエントロピー
  13.4 熱力学第二法則
  13.5 熱力学第三法則
  13.6 エントロピーの圧力・温度依存性
  13.7 エントロピーの絶対値
  13.8 標準エントロピーと標準反応エントロピー
  13.9 残余エントロピー
14章 ギブズエネルギー
  14.1 ギブズエネルギー
  14.2 ヘルムホルツエネルギー
  14.3 熱力学量の関係
  14.4 ギブズエネルギーの温度・圧力依存性
  14.5 標準反応ギブズエネルギー
  14.6 相平衡
  14.7 クラペイロンの式
  14.8 非理想気体-フガシティー
15章 溶液の混合
  15.1 部分モル量
  15.2 化学ポテンシャル
  15.3 混合の化学ポテンシャル
  15.4 理想溶液
  15.5 非理想溶液
  15.6 ヘンリーの法則
  15.7 活量
16章 溶液の性質
  16.1 塩が水に溶ける熱力学
  16.2 束一的性質
  16.3 電解質溶液
  16.4 溶液中での拡散
  16.5 イオンの移動度
17章 化学平衡
  17.1 化学平衡の熱力学
  17.2 平衡定数の温度・圧力依存性
  17.3 電気化学と平衡
18章 統計熱力学
  18.1 占有する確率分布
  18.2 ボルツマン分布の導出
  18.3 分子分配関数のもつ意味
  18.4 熱力学量と分子分配関数
  18.5 分子運動と分子分配関数
  18.6 系の分配関数
  18.7 系の分配関数と分子分配関数
  18.8 熱力学量の微視的意味
第Ⅳ部 化学反応
19章 反応速度
  19.1 反応速度式と速度定数
  19.2 反応速度の温度変化と触媒作用
  19.3 遷移状態理論
  19.4 素反応と律速段階
20章 光化学反応
  20.1 光による化学結合の切断
  20.2 励起状態ダイナミクス
  20.3 レーザー化学
21章 生体系の化学反応
  21.1 生体分子の構造
  21.2 タンパク質の構造形成の要因
  21.3 タンパク質の反応速度
  21.4 タンパク質の反応
  21.5 新しいダイナミクス測定
  21.6 酵素の基質認識機構
22章 表面・界面での反応
  22.1 固体表面の構造と吸着
  22.2 表面反応
  22.3 固体触媒反応
  22.4 光触媒
補章 物理化学で使う数学
  S1 物理量とエネルギーの単位
  S2 関数
  S3 行列と行列式
  S4 固有値方程式
  S5 微分と積分
  S6 角運動量演算子に関する計算
  S7 フーリエ変換