河合 務/著 -- 日本評論社 -- 2015.12 -- 334.335

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /334.3/カ/ 116999269 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル フランスの出産奨励運動と教育
タイトルカナ フランス ノ シュッサン ショウレイ ウンドウ ト キョウイク
副書名 「フランス人口増加連合」と人口言説の形成
著者 河合 務 /著  
著者カナ カワイ ツトム
出版者 日本評論社
出版年 2015.12
ページ数 6,228p
大きさ 22cm
一般件名 フランス-人口-歴史 , 出生率 , 社会政策-歴史
ISBN13桁 978-4-535-58692-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 334.335
内容紹介 「フランス人口増加連合」を中心とする出産奨励運動がどのような活動を展開したのか。フランスにおける少子高齢化への対応として展開され、家族政策の原動力となった出産奨励運動について、その源流へとさかのぼって分析する。
著者紹介 1971年愛知県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程(教育学コース)単位取得満期退学。鳥取大学地域学部准教授。博士(教育学)。

目次

序章 フランス出産奨励運動史研究の課題
  1 少子化への社会的関心
  2 高齢化への社会的関心
  3 フランス出産奨励運動の源流へ
  4 先行研究の整理と本書の課題
第1章 「フランス人口増加連合」の成立
  1 <人口減退>言説の問題構成
  2 「フランス人口増加連合」の運動方針
第2章 「フランス人口増加連合」の周辺
  1 「生活改善協会」と「家族道徳」
  2 <人口減退>と子どもの生命-児童保護政策
  3 デュルケームと統計・家族・道徳
第3章 「人口問題教育」の胎動
  1 第一次世界大戦と人口問題-「堕胎教唆・避妊プロパガンダ抑制法」の制定
  2 フェルナン・ボヴラの教育改革論
  3 ポール・オリーの教育思想
第4章 「少子高齢化社会」の可視化
  1 1930年代における「少子高齢社会」の問題化
  2 人権宣言への批判的スタンス-義務の強調と個人主義批判
  3 「家族法典」の制定
第5章 ヴィシー体制と出産奨励運動
  1 ヴィシー体制と「フランス人口増加連合」
  2 「人口問題教育」キャンペーン
第6章 戦後の再出発と移民問題の再浮上
  1 第四共和政と「フランス人口増加連合」
  2 教師用手引書の検討
第7章 <産児調節>のヘゲモニー
  1 「ニュヴィルト法」の成立
  2 「ニュヴィルト法」の成立と出産奨励運動
  3 「ヴェイユ法」成立前後の論調
第8章 出産奨励運動と極右勢力
  1 <侵入>論の系譜と批判
  2 出産奨励運動の存続
終章 出産奨励運動の意義と限界
<補論>戦時下日本の「結婚報国」思想と出産奨励運動
  1 「結婚報国懇話会」の基本性格
  2 「結婚報国」思想の具体相