金子 美都子/著 -- 平凡社 -- 2015.11 -- 951.7

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資料詳細

タイトル フランス二〇世紀詩と俳句
タイトルカナ フランス ニジッセイキ シ ト ハイク
副書名 ジャポニスムから前衛へ
著者 金子 美都子 /著  
著者カナ カネコ ミツコ
出版者 平凡社
出版年 2015.11
ページ数 501p
大きさ 22cm
一般件名 詩(フランス)-歴史 , 俳句
ISBN13桁 978-4-582-37211-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 951.7
内容紹介 19世紀末から第一次世界大戦後のフランスで日本の文化、とりわけ俳句という「短詩」がどう受け入れられ、広まったか。“フランス俳諧”の流れを一望し、その本質を明らかにする。
著者紹介 東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。聖心女子大学名誉教授。博士(東京大学・学術)。共著に「コレクションフランス語」など。

目次

序章
Ⅰ 日仏修好の黎明とフランスにおける日本詩歌の翻訳-美術のジャポニスムを通過して
第一章 外国の魂に忍びこむこと-レオン・ド・ロニーと日本の詩歌紹介・翻訳
  1 ロニー『詩歌撰葉』Anthologie japonaise(一八七一年)
  2 ロニーとフランスにおける日本語教育
  3 ロニー以降の一九世紀後半西欧における日本の詩歌紹介
第二章 短歌の試作-ジュディット・ゴーチエ『蜻蛉集』
  1 詩画集『蜻蛉集』Poèmes de la libellule(一八八五年)の誕生
  2 蜻蛉と梅と和歌のアントロジー
第三章 日本美術受容のなかの日本詩歌
  1 エルネスト・シェノー「日本の芸術」L'Art japonais(一八六八年)
  2 フィリップ・ビュルティ「ジャポニスムⅠ」Japonisme Ⅰ
  3 異国趣味とゴンクール兄弟
結び
Ⅱ アジアへの覚醒-ポール=ルイ・クーシューの日本
第四章 俳句と日本文化翻訳の先駆者-ポール=ルイ・クーシュー
  1 クーシューの俳句観
  2 ポール=ルイ・クーシュー
  3 クーシューの人間精神探究
  4 日本の詩的伝統と子規の俳句革新運動
第五章 新詩「ハイカイ」の創始
  1 模倣の詩
  2 ハイカイと日本の詩的伝統
結び
Ⅲ 新しい詩と詩歌の変容-第一次世界大戦とフランス・ハイカイ
第六章 サンボリスムの危機-フェルナン・グレッグと『レ・レットル』誌
  1 『レ・レットル』Les Lettres誌(nos.3-7,一九〇六年、no.20,一九〇七年)とクーシューの日本文化論
  2 グレッグと日本の詩
第七章 塹壕一瞬の「生」と絶え間なく続く命の讃歌-ジュリアン・ヴォカンス
  1 リヨンのエスプリ
  2 三行詩との葛藤
第八章 戦禍の街ランス一九二〇年代と新しい感性-ルネ・モーブラン
  1 『ル・パンプル(葡萄の枝)』Le Pampre誌の誕生とランス
  2 実験詩グループ「ル・グラン・ジュウ」の胎動とハイカイ
第九章 『リテラチュール』誌からシュルレアリスム-ポール・エリュアールと「ここで生きるために」
  1 エリュアールの登場
  2 ジャック・リヴィエールとNRF誌「ハイカイ」詩集
  3 ハイカイ詩篇「ここで生きるために」とシュルレアリスム
第十章 日本の詩歌と日仏の文化交流-松尾邦之助、キク・ヤマタ、堀口大學、高浜虚子
  1 松尾邦之助と日本文化の仏文翻訳紹介
  2 キク・ヤマタ『日本の詩人たちの声』、堀口大學『短歌』ほか
  3 フランス・ハイカイと『明星』、『ホトトギス』、虚子
終章
  1 フランスにおける詩概念の変革と日本の詩歌
  2 フランス自由詩の諸相と俳句
結び