土井 清美/著 -- 春風社 -- 2015.8 -- 196.8

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閲覧室 /196.8/ド/ 116993734 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 途上と目的地
タイトルカナ トジョウ ト モクテキチ
副書名 スペイン・サンティアゴ徒歩巡礼路 旅の民族誌
著者 土井 清美 /著  
著者カナ ドイ キヨミ
出版者 春風社
出版年 2015.8
ページ数 331,7p
大きさ 20cm
一般件名 巡礼(キリスト教) , スペイン-紀行・案内記
ISBN13桁 978-4-86110-466-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 196.8
内容紹介 何を求め、人は巡礼路を歩くのか? 目的地にいたるまでの経験そのものに焦点をあて、歩くことと、それによってもたらされる周囲の諸物との物質的・感覚的な相互作用を、フィールドワークによって描く。
著者紹介 1976年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。青山学院大学女子短期大学ほか兼任講師。

目次

序章 理論的背景と調査方法
  0-1.サンティアゴ徒歩巡礼に関するフィールドワークに基づく研究
  0-2.「巡礼路を歩く旅」をどう考察するか
  0-3.巡礼・ツーリズム・旅
  0-4.場所
  0-5.徒歩
  0-6.長距離徒歩道におけるフィールドワーク
  0-7.本書の構成
第1章 サンティアゴ巡礼の概要
  はじめに
  1-1.サンティアゴ巡礼路の地理的概要
  1-2.サンティアゴ巡礼形成史
  1-3.サンティアゴ巡礼指南
  1-4.巡礼路で出会うもの
第2章 巡礼者の一日
  2-1.集合的性質としての慣習的行動
  2-2.巡礼/観光的な行為だけでは捉えきれない周期性
  2-3.発見的移調
  2-4.場所と身体の交わりから生じるもの
第3章 途上と目的地
  はじめに
  3-1.苦痛をともなう経験の多様性と類似性
  3-2.途上へのこだわり
  3-3.「苦痛なくして得るものなし」
  3-4.途上を創出する
  3-5.サンティアゴ到達
  3-6.教会と巡礼者の契約的関係
  おわりに
第4章 ウォークスケープ
  4-1.地続きのランドスケープ
  4-2.徒歩と路上の諸物がとりもつ関係
  4-3.周囲との関係が断たれるとき-道に迷うこと・道を見失うこと
  4-4.生きものとのヒューマニスティックでない邂逅
  4-5.剰余としての徒歩
第5章 遠近感とリズム
  5-1.場所性と時間性
  5-2.身近な人々、遠くにあるもの
  5-3.ウォークスケープの両側
  5-4.路上のインタビュアーたち
  5-5.アウラなき「顕現」
第6章 ホーム
  はじめに
  6-1.住まいつつさすらうこと
  6-2.カミーノとの距離
  6-3.「遠さ」を取り入れたアルベルゲ経営
  6-4.ガリシアへのルーツツーリズム
  6-5.早朝のナメクジ
  6-6.近さと遠さをもった居場所
終章 結論にかえて
  7-1.「あいだ」へのまなざし
  7-2.民族誌的考察のまとめ
  7-3.遠近感とリズムと民族誌的研究
  7-4.フィールドワークのやり方とフィールドの現実
  7-5.展望-労働・余暇・自然