樋口 達郎/著 -- 北樹出版 -- 2015.7 -- 121.52

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資料詳細

タイトル 国学の「日本」
タイトルカナ コクガク ノ ニホン
副書名 その自国意識と自国語意識
著者 樋口 達郎 /著  
著者カナ ヒグチ タツロウ
出版者 北樹出版
出版年 2015.7
ページ数 241,5p
大きさ 22cm
一般件名 国学
ISBN13桁 978-4-7793-0464-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 121.52
内容紹介 国学なる思想潮流がどのような時代背景のもとに、如何なる思想傾向を伴って勃興したかを検討。その上で自国意識及び自国語意識という問題関心を中核に据えて、賀茂真淵と本居宣長によって組み立てられた国学思想の内実を追う。

目次

序章 「自国」への問い-その射程と方向性-
第一章 儒学から国学へ
  序
  一 江戸時代における儒学の滲透と思想的「華夷秩序」
  二 「主」たる自国の放逐
  三 『中国辨』を巡る論争
  四 徂徠学の分裂と『辨道書』の余波
  五 「華夷秩序」の解体
  結
第二章 「道」と「哥」-「古へ」へのまなざし-
  序
  一 『辨道書』の内実
  二 「道」のありか
  三 「道」とは何か
  四 「古へ」と「哥」
  五 「哥」とは何か
  結
第三章 継承と超克
  序
  一 『老子』への接近
  二 『老子』受容の問題点-解釈の妥当性を巡って-
  三 老荘の先にあるもの
  四 宣長の「神ながらの道」
  結
第四章 歌の本体-宣長の歌解釈-
  序
  一 『排蘆小舟』第一条に見る歌解釈
  二 『萬葉集』を巡る価値の位相
  三 「學び」の実相
  四 歌の本然
  五 自国意識の奔出
  六 歌を特別視するわけ
  七 「日本」の再認識
  結
第五章 自国語を巡る意識の展開
  序
  一 契沖の言語観
  二 賀茂真淵の言語観(一)
  三 賀茂真淵の言語観(二)
  四 本居宣長の言語観(一)
  五 本居宣長の言語観(二)
  結
第六章 手段としての論争
  序
  一 否定的手法による自国像の定立-論争的性格の由縁-
  二 手法の弊害と「二面性」の問題
  三 『呵刈葭』に見る宣長国学の問題点
  結
終章 自国意識と自国語意識