小林 富雄/著 -- 農林統計出版 -- 2015.5 -- 611.32

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地下書庫 /611.3/コ/ 116928557 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 食品ロスの経済学
タイトルカナ ショクヒン ロス ノ ケイザイガク
著者 小林 富雄 /著  
著者カナ コバヤシ トミオ
出版者 農林統計出版
出版年 2015.5
ページ数 16,198p
大きさ 21cm
一般件名 食品ロス
ISBN13桁 978-4-89732-322-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 611.32
内容紹介 「食品ロス」を食料問題として位置づけ、その発生メカニズムの多様性とリデュースの可能性を経済学的に分析。さらに食品リサイクルの課題を整理し、フードバンク活動の事例を通して食品ロス問題の課題解決の方策を検討する。
著者紹介 1973年富山県生まれ。名古屋大学大学院生命農学研究科博士後期課程修了。愛知工業大学経営学部経営学科准教授。博士(農学)名古屋大学。博士(経済学)名古屋市立大学。

目次

第1章 世界の食品ロスと日本の課題
  1.日本の食品ロス
  2.世界の食品ロス
  3.経済成長と食品ロス
  4.先進国の食品ロスと日本の課題
第2章 期限表示による食品ロスの発生メカニズム
  1.課題と方法
  2.期限表示関連法の概要
  3.供給サイドの対応
  4.需要サイドの対応
  5.サプライチェーンにおける食品廃棄物発生状況
  6.食品表示による経済的メリット・デメリット
  7.小括
第3章 多店舗経営における品揃え戦略と食品ロス
  1.課題
  2.多店舗経営における食品販売の品揃え戦略
  3.ファーストフードフランチャイズチェーンにおける品揃え戦略と組織間関係
  4.食品ロス発生抑制の取り組みとフランチャイズチェーン
  5.小括
第4章 外食産業における食品ロスマネジメントの分析-発生類型別にみたフードサプライチェーンの課題-
  1.課題と方法
  2.食材ロスの発生原理とその抑制
  3.調理くずの発生原理
  4.調理品ロスの発生原理とその抑制
  5.食べ残しの発生原理とその抑制
  6.小括
第5章 食べ残しの持ち帰りにおけるリスクコミュニケーションの経済分析
  1.課題
  2.食中毒とドギーバッグの現状
  3.外食事業者におけるドギーバッグの実態
  4.NPO法人によるリスクコミュニケーション
  5.小括
第6章 食品リサイクルにおける収益性と公的支援-魚腸骨処理事業における収集システムのケーススタディを通じて-
  1.課題
  2.魚腸骨処理の現状と収集システム
  3.ケーススタディ1
  4.ケーススタディ2
  5.小括
第7章 市民参加を通じた食品リサイクルの到達点-名古屋市生ごみ堆肥化事業における可視化の意義-
  1.課題と方法
  2.コンポスタ配布期(1993~97年度)
  3.地域主体期(1998~2000年度)
  4.行政主体期(2001~08年度)
  5.市民参加の将来展望
第8章 循環型フードシステムと食料問題の相互依存性-地方展開するフードバンク活動を事例として-
  1.循環型フードシステムにおける課題
  2.フードバンクの仕組みとリユース
  3.フードバンク活動と食料問題
  4.食品リユースと食料問題の相互依存性
第9章 フードバンク活動における食品ロスの再分配と流通機能-セカンドハーベスト名古屋のケーススタディと欧米韓との比較分析-
  1.課題と方法
  2.世界のフードバンク活動
  3.国内でのセカンドハーベスト名古屋の位置づけ
  4.フードバンク活動の流通機能
  5.2HNにおける取扱いアイテム数の拡充と課題
  6.海外のフードバンク
  7.小括
第10章 フードバンク活動による被災地支援と食料安全保障-食品ロス発生制御ソーシャルビジネスとしての可能性-
  1.はじめに
  2.フードバンクの位置づけ
  3.フードバンクによる東日本大震災復興支援活動
  4.フードバンク活動の発展と課題
  5.小括
第11章 韓国フードバンク活動における贈与経済への展開
  1.フードバンクによる食品ロス削減の本質的課題
  2.贈与経済の定義と課題解決の方法
  3.韓国における食の過剰性とフードバンク誕生の背景
  4.韓国フードバンク活動の拡大
  5.寄付者の行動変化と贈与経済への展開