松浦 直己/著 -- 明石書店 -- 2015.5 -- 326.34

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資料詳細

タイトル 非行・犯罪心理学
タイトルカナ ヒコウ ハンザイ シンリガク
副書名 学際的視座からの犯罪理解
著者 松浦 直己 /著  
著者カナ マツウラ ナオミ
出版者 明石書店
出版年 2015.5
ページ数 267p
大きさ 21cm
一般件名 犯罪心理学 , 青少年問題 , 少年犯罪
ISBN13桁 978-4-7503-4188-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 326.34
内容紹介 非行研究に重きを置いた犯罪心理学のテキスト。日本の犯罪動向やその原因、矯正、犯罪予防等について、社会学や生物学など多領域分野からアプローチしながら、図表を多用しわかりやすく紹介。章末ごとに引用文献も掲載する。
著者紹介 神戸大学教育学部卒業。東京福祉大学大学院教育学研究科教授。言語聴覚士、学校心理士スーパーバイザー、特別支援教育士スーパーバイザー、専門社会調査士。

目次

第1章|犯罪発生の特性とは何か
  1.犯罪とは何か
  2.人は犯罪をどう受け止めるか
  3.日本の少年非行の現状(戦後から現在まで)
  4.日本の成人犯罪の現状
  5.再犯の増加が意味するもの
  6.日本で犯罪に遭う確率-不安を感じやすい日本人
  7.犯罪と犯罪行動を測定する
  8.暴力のパターン
  9.暴力の世界共通性と非均一性(偏在性)
第2章|社会学における主要な犯罪理論
  1.社会学における犯罪(逸脱)研究
  2.デュルケームとアノミー
  3.社会構造に焦点化した理論
  4.社会過程理論の歴史的背景
第3章|心理学における主要な犯罪研究
  1.知能と犯罪行動
  2.低言語性IQと非行(ピッツバーグユーススタディの知見)
  3.低言語性IQと後の非行・犯罪行為
  4.IQと認知的衝動性、および年齢と犯罪行為
  5.気質や性格特性と犯罪行動
  6.反社会性パーソナリティ障害
第4章|生物学における主要な犯罪研究
  1.はじめに-本章を理解するために
  2.行動遺伝学研究
  3.サイコパスの脳画像研究
  4.エピジェネティクス研究
第5章|縦断的追跡研究における犯罪研究
  1.はじめに-縦断的追跡研究(前向きコーホート研究)について
  2.ニュージーランド-ダニーディンの学際的な縦断的発達研究
  3.アメリカ-ボストンの超縦断的研究
  4.イギリス-ケンブリッジの非行発達研究
  5.アメリカ-ピッツバーグの非行進行モデル研究
第6章|学際的領域における犯罪研究
  1.ヒトの攻撃性の進化
  2.社会的不平等と暴力・犯罪との関連
第7章|日本の矯正教育と根拠に基づいた処遇
  1.少年院における矯正教育
  2.児童自立支援施設における矯正教育
  3.少年刑務所および刑務所における矯正教育
  4.エビデンスから見た効果的な矯正教育(処遇)のあり方とは
  5.おわりに-効果的な矯正教育を継続していく意義
第8章|犯罪予防の研究
  1.社会的コントロールに関する議論から
  2.フォーマル・コントロールを軸とした理論と研究
  3.インフォーマル・コントロールを軸にした理論と研究
第9章|被虐待と発達障害との関連
  1.不適切養育の悪影響
  2.縦断的発達研究の知見
  3.発達障害と非行
終章|今後の日本の歩むべき方向性について
  1.薬物の一次予防を徹底する
  2.施設入所型の矯正教育の質を維持・向上させる
  3.少年法の理念を堅持する
  4.特別支援教育のさらなる充実を図る