倉本 一宏/編 -- 思文閣出版 -- 2015.3 -- 210.029

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資料詳細

タイトル 日記・古記録の世界
タイトルカナ ニッキ コキロク ノ セカイ
著者 倉本 一宏 /編  
著者カナ クラモト カズヒロ
出版者 思文閣出版
出版年 2015.3
ページ数 11,771,5p
大きさ 22cm
一般件名 古文書 , 日記文学
ISBN13桁 978-4-7842-1794-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.029
内容紹介 日本の日記・古記録を題材として、日本史学・日本文学など関連分野の第一線の研究者がそれぞれの視点からその本質に迫った論文集。国際日本文化研究センターでの3年間にわたる共同研究「日記の総合的研究」の成果。
著者紹介 1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位修得退学。博士(文学、東京大学)。国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授。著書に「摂関政治と王朝貴族」など。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
「日記」および「日記文学」概念史大概 鈴木 貞美/著 3-26
「日記」という文献
  その実態の多様性
近藤 好和/著 27-47
茶会記の成立
  日記・古記録学の視点から
松薗 斉/著 49-76
日記と日記文学 カレル・フィアラ/著 77-83
日記と僧伝の間
  『空華日用工夫略集』の周辺
榎本 渉/著 85-97
具注暦と日記 山下 克明/著 101-134
古記録の裏書について
  特に『御堂関白記』自筆本について
倉本 一宏/著 135-173
日記から歴史物語へ
  政変をめぐって
中村 康夫/著 175-197
記す祭と記さない祭
  貴族の邸内祭祀に見る古記録の記載基準
上野 勝之/著 199-204
藤原行成が『権記』に記した秘事
  なぜ日記を書き残すのか
板倉 則衣/著 205-216
近世琉球における日記の作法
  那覇役人福地家の日記をとおして
下郡 剛/著 217-224
宇多天皇の文体 佐藤 全敏/著 227-269
日記における記主の官職名表記についての検討 小倉 慈司/著 271-290
日記の亡佚に関する一考察
  記主と権力の緊張関係について
今谷 明/著 291-306
記事の筆録態度にみる記主の意識
  記事を書くこと、書かないこと
尾上 陽介/著 307-341
日記を書く天皇 西村 さとみ/著 343-348
一人称形式かな日記の成立をめぐって 久富木原 玲/著 349-353
『台記』に見る藤原頼長のセクシュアリティの再検討 三橋 順子/著 355-379
かへりきにける阿倍仲麻呂
  『土左日記』異文と『新唐書』
荒木 浩/著 383-396
『御堂関白記』古写本の書写態度 名和 修/著 397-421
『小右記』と『左経記』の記載方法と保存形態
  古記録文化の確立
三橋 正/著 423-454
公家史料の申沙汰記
  日記と古文書を結ぶ史料群
井原 今朝男/著 455-492
真言門跡寺院における文書と日記
  勧修寺大経蔵からみえるもの
上島 享/著 493-514
『西宮記』勘物の諸本間の配列について
  六月・七月勘物の書写方法から
堀井 佳代子/著 515-525
殿下乗合事件
  「物語」に秘めた真実と「日記」に潜む誤解
曽我 良成/著 527-537
渡海日記と文書の引載
  古記録学的分析の試みとして
森 公章/著 541-570
平安貴族による日記利用の諸形態 加藤 友康/著 571-607
藤原行成『権記』と『新撰年中行事』
  引用された式と日記を手がかりに
古瀬 奈津子/著 609-632
『明月記』の写本学研究
  貴族日記と有職故実書
藤本 孝一/著 633-651
国司苛政上訴寸考
  日記を用いた処理手続きの復元
磐下 徹/著 655-687
『宮中御懺法講絵巻』(三千院所蔵)の再検討
  記録性の視点から
末松 剛/著 689-723
日記逸文から読み取れること
  『宇多天皇御記』の壺切由来記事の考察から
古藤 真平/著 725-733
一条天皇と祥瑞 有富 純也/著 735-742
検非違使官人の日記
  『清【カイ】眼抄』に見る焼亡奏と「三町」
中町 美香子/著 743-751
ペリーがくるまでは、やはり鎖国である。
  オランダ商館日記から
井上 章一/著 753-757