山本 由美子/著 -- 生活書院 -- 2015.3 -- 495.7

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
地下書庫 /495.7/ヤ/ 116925306 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 死産児になる
タイトルカナ シザンジ ニ ナル
副書名 フランスから読み解く「死にゆく胎児」と生命倫理
著者 山本 由美子 /著  
著者カナ ヤマモト ユミコ
出版者 生活書院
出版年 2015.3
ページ数 236,29p
大きさ 20cm
一般件名 死産 , 妊娠中絶 , 生命倫理
ISBN13桁 978-4-86500-035-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 495.7
内容紹介 少なからぬ死産児は人為的に生成されている。そうであるならば、死産児とは社会現象のひとつである。フランスでの現象や法的および医学的体制を読み解きながら、「死にゆく胎児」の来し方と行方を生命倫理的に検討する。
著者紹介 1971年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程単位取得満期退学。博士・Ph.D.(学術)。東海学院大学専任教員等を務める。専攻は生命倫理・ジェンダー等。

目次

序章 死産児の来し方
  第一節 <死産児>という空白の研究領域
  第二節 フランスにおける死産児と生命倫理
  第三節 本書の主題と方法および構成
第一章 「生命のない子ども」の条件およびその証明
  第一節 生まれる前に死んだ子の証
  第二節 「生命のない子どもの証明書」と「生存可能性」基準
  第三節 民法典第七九条の一と「生命のない子どもの証明書」の作成条件
  第四節 二〇〇八年二月六日の破毀院判決
  第五節 「中絶の権利」、胚や胎児の地位、「医療廃棄物」をめぐる混乱
  第六節 小括
第二章 医学的人工妊娠中絶(IMG)と「死産」の技法
  第一節 生きて生まれる中絶胎児
  第二節 日本における人工妊娠中絶
  第三節 フランスにおける人工妊娠中絶-犯罪化および合法化の歴史
  第四節 医学的人工妊娠中絶(IMG)の変遷-治療的理由による中絶とは
  第五節 医学的人工妊娠中絶(IMG)における胎児の適応と審議
  第六節 「死産」の技法-「胎児安楽死」と「胎児殺し」
  第七節 小括
第三章 死産児の死体-行方と処遇
  第一節 <人>の死体の概念
  第二節 二〇〇五年の「管理を忘れ去られた三五一の胎児」事件-その概要と胎児の死体の行方
  第三節 胎児の死体はどのような場合に保存できるのか
  第四節 胎児の死体と焼却・葬儀(火葬/埋葬)
  第五節 胎児の死体と解剖
  第六節 問題の本質は何か
  第七節 小括
終章 結論と今後の課題