穐本 洋哉/著 -- 藤原書店 -- 2015.3 -- 612.1

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資料詳細

タイトル 日本農業近代化の研究
タイトルカナ ニホン ノウギョウ キンダイカ ノ ケンキュウ
副書名 近代稲作農業の発展論理
著者 穐本 洋哉 /著  
著者カナ アキモト ヒロヤ
出版者 藤原書店
出版年 2015.3
ページ数 328p
大きさ 22cm
一般件名 日本-農業
ISBN13桁 978-4-86578-019-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 612.1
内容紹介 江戸時代中・後期に成立し、高い生産性を達成した“日本型集約農業”。明治政府の勧農政策の要ともなった「集約農業」の生成と、明治期の発展のメカニズムを示し、近代日本農業の発展の論理を明らかにする。
著者紹介 1944年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学研究科博士課程修了。経済学博士。東洋大学経済学部教授。社会経済史学会会員、東洋大学東洋学研究所所員。著書に「前工業化時代の経済」など。

目次

序章 近代農業成立前史
  1 はじめに
  2 灌漑整備
  3 集約農法
  4 結語
第1章 移行時代の西南暖地と北地の稲作
  1 はじめに
  2 近代における暖地稲品種の変遷
  3 稲作の北進と北地秋田県地方における稲品種の変遷
  補節 近世における羽後地方の稲品種の動向
  4 結語
第2章 農業水利秩序の展開
  1 はじめに
  2 農業水利慣行
  3 慣行的水利秩序の再編
  4 耕地整理事業に見る慣行的水利秩序の近代的再編
  5 結語
第3章 「慣行的農業」の経済分析
  1 はじめに
  2 日本型「集約農業」のマクロ分析
  3 品種と水利のミクロ経済学
  4 慣行的農業の“合理性”
  5 慣行的農業の動揺
  6 結語
第4章 試験場時代の稲
  1 はじめに
  2 『耕種要綱』(昭和11年)に見る戦前期集約型稲作完成時の稲品種
  3 『耕種要綱』に見る北地の稲品種
  4 山形県の民間育種事業と試験場
  5 結語
第5章 在来農法と農会制度
  1 はじめに
  2 在来農法と地方農会の設立
  3 農会組織、活動の事例分析:愛知県東春日井郡農会
  4 結語
第6章 近代朝鮮半島の稲作と日本の農業近代化政策
  1 はじめに
  2 朝鮮在来稲品種の特性
  3 朝鮮農業の特質
  4 日本型集約農法の再版:制度変革
  5 結語
  補節 資料『朝鮮稲品種一覧』(京畿道)に見る朝鮮在来稲
第7章 近代日本地主制再考
  1 はじめに
  2 日本型集約稲作と「寄生地主制」
  3 小作料の理論的吟味
  4 小作料に関する実証的考察
  5 結語
第8章 近代日本の農業成長率再考
  1 はじめに
  2 「1920年代成長ポテンシャル消尽説」の問題点
  3 検証
  4 結語