塩川 伸明/著 -- 三元社 -- 2015.3 -- 311.3

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閲覧室 /311.3/シ/ 116923509 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ナショナリズムの受け止め方
タイトルカナ ナショナリズム ノ ウケトメカタ
副書名 言語・エスニシティ・ネイション
著者 塩川 伸明 /著  
著者カナ シオカワ ノブアキ
出版者 三元社
出版年 2015.3
ページ数 327,7p
大きさ 19cm
一般件名 ナショナリズム , 民族問題-ロシア
ISBN13桁 978-4-88303-380-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 311.3
内容紹介 グローバリズムの強まりと軌を一にしてナショナリズムの波がおおう今日、いかにして他者・異文化理解は可能なのか。ナショナリズムおよび言語・民族・エスニシティ・ネイション・ナショナリティ等を考察する論文を収録する。
著者紹介 1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。同大学名誉教授。著書に「民族とネイション」「冷戦終焉20年」「民族浄化・人道的介入・新しい冷戦」など。

目次

序章 ナショナリズムの受け止め方
  1 問題の所在
  2 ナショナリズム評価の変遷
  3 ナショナリズムとリベラリズム
  4 現実的な背景
  5 結びに代えて
第1部 色とりどりの理論との対話
第1章 リベラル・ナショナリズム理論の再検討
  1 はじめに
  2 キムリッカ理論の骨格
  3 いくつかの疑問
  4 「民族」という問題系
  5 言語への着目
  6 キムリッカ自身の応答と更なる疑問
  7 キムリッカ理論の射程-旧ソ連・東欧諸国への応用
第2章 オリエンタリズム論再考
  1 はじめに
  2 『オリエンタリズム』という書物との遭遇-最初の出会いから再見へ
  3 主題の多義性
  4 専門知への批判的眼差し
  5 表象の問題-「見る者」と「見られる者」
  6 おわりに
第3章 人類学・ポストコロニアリズム・構築主義
  1 問題提起
  2 「他者」とは何か
  3 「他者」理解の困難(1)-「本質主義」批判とその限界
  4 「他者」理解の困難(2)-翻訳としての他者理解
  5 学問の倫理
  6 他者の「代表」「代行」可能性
  7 対抗戦略とその限界
第4章 社会学的ナショナリズム論の冒険
  1 はじめに-理論社会学とナショナリズム論
  2 書物の構成および特徴
  3 「原型」-古典的ナショナリズム
  4 「変形」-現代的状況
  5 補論「ファシズムの生成」について
  6 おわりに
第5章 多言語主義という問題系
  1 はじめに-多文化主義・多言語主義・多言語状況
  2 「状況」-類型論の試み
  3 「主義」-その限界?
  4 「舗装工事」のディレンマ
第2部 社会主義の実験と民族・言語問題
第6章 ソ連の民族問題と民族政策
  1 はじめに
  2 基本的骨格
  3 研究対象の幅広さ
  4 取り上げられる民族の多彩さ
  5 時間的推移の把握
  6 第二次大戦およびその後への展望
  補注1
  補注2
第7章 ある多言語国家の経験
  1 はじめに
  2 問題提起-ソ連言語・民族政策の「アファーマティヴ・アクション性」
  3 「現地化」政策とソヴェト版ネイション・ビルディング
  4 「多言語主義イデオロギー国家」のかかえる矛盾
  5 反抗と解体
  補論 カルヴェの所論との対比
第8章 旧ソ連地域の民族問題
  1 文脈の重層性
  2 ペレストロイカ期再訪
  3 冷戦後/ソ連解体後
第9章 歴史社会学とナショナリズム論の新地平
  1 はじめに
  2 書物の基本的な内容
  3 理論的観点について
  4 思想史と現実史の間
  5 若干の残る問題