丹間 康仁/著 -- 東洋館出版社 -- 2015.2 -- 373.2

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資料詳細

タイトル 学習と協働
タイトルカナ ガクシュウ ト キョウドウ
副書名 学校統廃合をめぐる住民・行政関係の過程
著者 丹間 康仁 /著  
著者カナ タンマ ヤスヒト
出版者 東洋館出版社
出版年 2015.2
ページ数 8,245p
大きさ 22cm
一般件名 教育行政 , 学区 , 協働(行政)
ISBN13桁 978-4-491-03103-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 373.2
内容紹介 「住民と行政の協働」の意味を読み解く書。学校統廃合の事例を取り上げ、住民と行政の具体的な関係性の過程と照らし合わせながら協働論を深めていくことで、これまでの協働論の不備を指摘し、協働論の改善方策を提起する。
著者紹介 1984年岐阜県生まれ。博士(教育学)(筑波大学)。独立行政法人日本学術振興会特別研究員-PDとして名古屋大学大学院教育発達科学研究科にて研究活動に従事。

目次

序章 住民と行政の協働に関する基本的視点
  第1節 本書の目的と課題・対象・方法
  第2節 先行研究の検討
第1章 住民と行政の協働をめぐる理論的課題
  第1節 住民と行政の協働に関する研究の展開
  第2節 社会教育学研究における協働の導入と特質
第2章 自治体の政策形成過程からみた協働の課題
  第1節 協働の政策的展開と対等性への視角
  第2節 協働のルールづくりに向けた議論の分析
  第3節 協働における対等性の批判と課題
第3章 協働の実質化に向けた学校統廃合への視角
  第1節 研究対象としての学校統廃合
  第2節 施策アプローチの歴史的変化と住民参加の諸相
  第3節 協働の実質化に向けた学習への視角
  第4節 新聞記事に基づく学校統廃合の事例選定
第4章 学校統廃合の計画撤回過程にみる協働への契機
  第1節 本章の目的と対象事例
  第2節 学校統廃合の提起と計画の具体化過程
  第3節 独自の調査に基づく代替案の作成
  第4節 計画を撤回に至らしめた住民の活動
第5章 学校統廃合をめぐる住民間の葛藤と行政の対応
  第1節 本章の目的と対象事例
  第2節 学校統廃合をめぐる住民間での意見の混在
  第3節 独自の住民投票と保護者による「同盟転校」
  第4節 転校を選ばず残された保護者による話し合い
  第5節 住民間での対立発生時における行政の対応
第6章 学校統廃合への対抗策づくりと地域再生の萌芽
  第1節 本章の目的と対象事例
  第2節 学校統廃合の提起を受けた質問書と要望書
  第3節 計画への対抗策としての定住誘導活動
  第4節 統合地区どうしの結びつきの変化
  第5節 行政の計画を超えた地域再生の萌芽
第7章 学校統廃合を推進する行政のスキーム
  第1節 本章の目的と対象事例
  第2節 学校統廃合を前提としない検討組織の発足
  第3節 学校統廃合を明言しない行政のスキーム
  第4節 学校統廃合計画をめぐる目的の問い直し
  第5節 行政のスキームに基づく計画への合意調達
第8章 協働の実質化を支える基盤としての学習
  第1節 本章の位置づけと目的
  第2節 共通のテーブルにおける情報や知識の蓄積
  第3節 情報の限定的提供と自発的収集
  第4節 課題認識の重層的把握と多角的変化
  第5節 計画の内容を高め合う相互性の構築
  第6節 学習を基盤に組み込んだ協働の再定義
終章 本書のまとめと展望
  第1節 本書のまとめ
  第2節 本書の成果と今後の展開