森川 裕貫/著 -- 勁草書房 -- 2015.1 -- 311.222

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資料詳細

タイトル 政論家の矜持
タイトルカナ セイロンカ ノ キョウジ
副書名 中華民国時期における章士釗と張東【ソン】の政治思想
叢書名 現代中国地域研究叢書
著者 森川 裕貫 /著  
著者カナ モリカワ ヒロキ
出版者 勁草書房
出版年 2015.1
ページ数 9,260p
大きさ 22cm
一般件名 政治思想-中国
ISBN13桁 978-4-326-34900-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 311.222
内容紹介 中国の政治制度や自由主義について思索を重ね、多くの政論を執筆した2人の政論家を通じ、中華民国時期(1912~1949年)の政治思想を読み解く。
著者紹介 1979年福井県生まれ。東京大学大学院人文社会研究科博士課程単位取得退学。東京大学博士(文学)。日本学術振興会特別研究員PD。

目次

序章 政論家,章士釗と張東【ソン】
  1.二人の人物の死
  2.本書の課題-三つの着眼点
  3.章士釗と張東【ソン】の関係
  4.先行研究
  5.本書の構成
第1部 章士釗の政治思想
第1章 イギリス型政治の希求
  はじめに
  1.民国元年の政治制度構想
  2.章士釗の政治制度構想
  3.「記者」の自覚
  4.『民立報』からの離脱と『独立週報』の創刊
  小結
第2章 「好同悪異」に抗する
  はじめに
  1.「君子」による政治-梁啓超の構想
  2.「専制」批判と「政談」擁護-章士釗の構想
  3.梁啓超と章士釗の相違点
  4.「政理」の探求者
  小結
第3章 議会政治への失望から職能代表制への希望へ
  はじめに
  1.『聯業救国論』の内容
  2.グレアム・ウォーラスとの対論
  3.橘樸による批評
  4.「業治論」の提唱
  5.政論家,章士釗の退場
第2部 張東【ソン】の政治思想
第4章 政論家,張東【ソン】の始動
  はじめに
  1.内閣制の確立に向けて
  2.「野心家」に抗する政治制度構想
  3.政治制度構想に通底する意図
  4.賢人の政治の提起
  小結
第5章 社会主義とどう向き合うのか
  はじめに
  1.中国社会主義論戦の展開
  2.張東【ソン】の社会主義論
  3.「わが族類にあらず」-高一涵による批判
  4.監視される監督者
  5.「懐疑」と「討論」
  小結
第6章 民主と独裁をめぐる論争における張東【ソン】の論理
  はじめに
  1.国難打開をめぐる議論
  2.民主政治の修正
  3.政治批評の必要
  小結
第7章 政治を見つめる士
  はじめに
  1.民主主義と士
  2.搾取をいかに解決するのか
  3.制限されうる自由と制限してはならない自由
  小結
終章 政論家の矜持
  1.本書の議論の整理
  2.政論家,章士釗と張東【ソン】の評価
補論 高一涵の思想形成
  はじめに
  1.章士釗と日本の著作の啓発
  2.英文著作の読解
  3.大正時期日本の思潮
  小結