釘原 直樹/編 -- 有斐閣 -- 2014.12 -- 361.44

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /361.4/ス/ 116917006 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル スケープゴーティング
タイトルカナ スケープゴーティング
副書名 誰が、なぜ「やり玉」に挙げられるのか
著者 釘原 直樹 /編  
著者カナ クギハラ ナオキ
出版者 有斐閣
出版年 2014.12
ページ数 9,254p
大きさ 22cm
一般件名 集団心理学 , 災害心理学 , マス・メディア
ISBN13桁 978-4-641-17405-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 361.44
内容紹介 大きな事故や災害があった際に、特定の対象が次々と「やり玉」に挙げられ、強い非難を受ける。そのメカニズムはいかなるものか、マスメディア報道はどのように影響するのか。実証研究から包括的に解明する。
著者紹介 大阪大学大学院人間科学研究科教授。

目次

序章 スケープゴーティングとは
  1 スケープゴーティング,スケープゴートという言葉について
  2 本書の構成
第Ⅰ部 スケープゴーティング=「やり玉」現象とは何だろうか
第1章 スケープゴーティングの心理
  1 スケープゴーティングの発生過程と動機
  2 マスメディアの報道特性
  3 時間経過とスケープゴーティング対象の変遷
第2章 誰がスケープゴートになるのか
  1 はじめに
  2 原因帰属の発達
  3 原因推測の過程
  4 ステレオタイプ的判断
  5 責任・非難の帰属
  6 スケープゴーティングの背景としての原因・責任帰属
第3章 スティグマ化と非難・責任追及
  1 リスクの社会的増幅とスティグマ
  2 風評被害とスティグマ化
  3 スティグマ化の解消に向けて
第4章 言葉によるレッテル貼り
  1 コミュニケーションはいかに行われるか
  2 言語表現が伝える微妙なニュアンス
  3 受容と記憶の過程
  4 伝達の過程
  5 コミュニケーションとスケープゴーティング
第Ⅱ部 非難報道に見るスケープゴーティング
第5章 事故報道でのスケープゴーティング
  1 JR福知山線脱線事故の概要
  2 全体的な記事数の変化
  3 スケープゴーティングとしての事故報道
  4 まとめ
第6章 感染症報道でのスケープゴーティング
  1 さまざまな感染症
  2 SARS,O157に関わる報道の分析
  3 口蹄疫,新型インフルエンザに関わる報道等の分析
  4 まとめ
第7章 東日本大震災報道でのスケープゴーティング
  1 「不謹慎ブーム」と「自粛ブーム」
  2 状況的不謹慎という現象
  3 ブログ記事から「不謹慎ブーム」を解く
  4 まとめ
第8章 帰属過程としてのスケープゴーティング
  1 原因,責任,非難の帰属はどのように生じるか
  2 JR福知山線脱線事故報道に関する帰属過程
  3 口蹄疫蔓延に関わる帰属過程とマスコミ接触頻度
  4 スケープゴーティングの動機と進行過程
第9章 記憶バイアスとスケープゴーティング
  1 JR福知山線脱線事故の新聞記事における非難対象の変遷
  2 新型インフルエンザについてのリアルタイム評価
  3 頻度判断に関する実験
終章 スケープゴーティング現象にいかに向き合うか
  1 正当な非難と不当な非難
  2 スケープゴーティングと同調行動
  3 マスメデイアの問題
補章 報道におけるスケープゴーティング現象をとらえる方法
  1 人による分類
  2 機械による分類
  3 機械による分類の課題と可能性