弘末 雅士/著 -- 山川出版社 -- 2014.10 -- 382.241

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資料詳細

タイトル 人喰いの社会史
タイトルカナ ヒトクイ ノ シャカイシ
副書名 カンニバリズムの語りと異文化共存
著者 弘末 雅士 /著  
著者カナ ヒロスエ マサシ
出版者 山川出版社
出版年 2014.10
ページ数 202,25p
大きさ 20cm
一般件名 バタク族 , カニバリズム
ISBN13桁 978-4-634-64073-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 382.241
内容紹介 どのような情況で人喰いの語りは創られたのか。インフォーマントの役割に着目し、大航海時代から現代まで、スマトラを舞台に異文化接触と共存への道筋を解き明かす。
著者紹介 1952年生まれ。オーストラリア国立大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。立教大学文学部教授。著書に「東南アジアの建国神話」「東南アジアの港市世界」など。

目次

第1章 人喰い話の歴史
  人はなぜ人喰い話が好きなのか
  野蛮と神聖のあいだを揺れる「食人」
  史実と風聞
第2章 大航海時代と「人喰い族」
  コロンブスの出会い
  コロンブスと「人喰い族」
  マゼランの航海と人喰い風聞
  弱者の武器
  異文化交流と通訳
  食人儀礼と現地人女性
第3章 人喰い風聞と共存する交易者
  北スマトラの食人風聞の台頭
  マルコ・ポーロと食人風聞
  港市の支配者の内と外の顔
  外来者と内陸民
  交易活動と食人風聞
  アチェの食人風聞
第4章 ヨーロッパ人とインフォーマントが創る食人文化
  北スマトラの内陸部に進出するイギリス人
  バタック人首長の対応
  バタック人首長の語り
  外来者を血縁者とみなすバタック人
  キリスト教受容と食人慣行の終焉
  食人話の最終局面
第5章 人喰い伝説の復活
  「人喰い文明人」タイピーとメルヴィル
  ソマラインとモディリアニ
  バタック人の世界観
  インドネシア民族主義と伝統の再生
  ツーリズムと人喰い伝説の復活
第6章 語りと事実の媒介者