高谷 修/著 -- 世界思想社 -- 2014.8 -- 931.6

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資料詳細

タイトル ギリシア・ローマ文学と十八世紀英文学
タイトルカナ ギリシア ローマ ブンガク ト ジュウハッセイキ エイブンガク
副書名 ドライデンとポープによる翻訳詩の研究
著者 高谷 修 /著  
著者カナ タカヤ オサム
出版者 世界思想社
出版年 2014.8
ページ数 3,349p
大きさ 22cm
一般件名 詩(イギリス)-歴史 , 翻訳文学 , 西洋古典学
ISBN13桁 978-4-7907-1632-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 931.6
内容紹介 17~18世紀イギリス。詩人たちは英語表現の可能性を追い求め、ギリシア・ローマ文学の英語による再創造を試みた。古典の正確な理解を基に、原典と英訳を比較検討し、新古典主義時代の詩人達による翻訳詩の特質を究明する。
著者紹介 京都大学大学院文学研究科修士課程修了。同大学大学院人間・環境学研究科准教授。博士(文学)。共著に「シェイクスピア」など。

目次

序章
  1 ギリシア・ローマ文学の翻訳
  2 翻訳と社会的文化的成熟度
  3 イギリスにおける古典語教育
  4 17世紀から18世紀の詩人たち
  5 研究の主題と方法
第1章 18世紀における古典の翻訳
  1 Ad Pyrrham
  2 ミルトンのホラーティウス翻訳
  3 オラリ伯のホラーティウス翻訳
  4 チャタトンのホラーティウス翻訳
  5 おわりに
第2章 ドライデンのウェルギリウス翻訳
  1 はじめに
  2 ドライデンの政治性その1 『農耕詩』と『アエネーイス』の場合
  3 ドライデンの政治性その2 『牧歌』の場合
  4 ドライデンの政治性その3 トーリー派vsホイッグ派
  5 ドライデンの政治性その4 政治性の再解釈
第3章 ニーススとエウリュアルスの死
  1 はじめに
  2 ニーススとエウリュアルスの人物像と詩人の声
  3 おわりに
第4章 ドライデンのホラーティウス翻訳
  1 はじめに
  2 エポード第2歌はどのような詩であるか
  3 ドライデンの翻訳の特質はどこに見られるか
  4 ベン・ジョンソン以降の英訳の文脈の中で考える
  5 1684年頃のドライデンの状況から考える
  6 おわりに
第5章 ドライデンの「ボーシスとフィリーモン」
  1 問題の所在
  2 オウィディウスの原典とドライデンの英訳
  3 オルペウスとエウリュディケーの物語
  4 旧約聖書及びダンテの「煉獄」
  5 結び
第6章 ヘクトールとアンドロマケーの別れ
  1 はじめに
  2 『イーリアス』第6歌におけるヘクトールとアンドロマケー
  3 ドライデン訳におけるヘクターとアンドロマケ
  4 ポープ訳におけるヘクターとアンドロマケ
第7章 プリアモスとアキレウスの対立と和解
  1 はじめに
  2 第24歌におけるプリアモスとアキレウス
  3 ポープ訳におけるプリアモスとアキレウス
  4 17世紀における『イーリアス』翻訳
  5 おわりに
第8章 恋するポリフィーマス
  1 はじめに
  2 テオクリトスのポリュフェーモス
  3 テオクリトス継承とオウィディウスの技巧
  4 ポープのポリフィーマス
  5 おわりに
第9章 直訳と諷刺
  1 はじめに
  2 『オード集』第3巻第9歌はどのような詩か
  3 ベン・ジョンソン以後の英訳
  4 モンタギュ夫人の「模倣」
  5 おわりに
結論
  1 ジョン・ドライデン
  2 アレクサンダー・ポープ
  3 翻訳と翻案