宍戸 健夫/著 -- 新読書社 -- 2014.8 -- 369.42

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資料詳細

タイトル 日本における保育園の誕生
タイトルカナ ニホン ニ オケル ホイクエン ノ タンジョウ
副書名 子どもたちの貧困に挑んだ人びと
著者 宍戸 健夫 /著  
著者カナ シシド タケオ
出版者 新読書社
出版年 2014.8
ページ数 378p
大きさ 21cm
一般件名 保育所-歴史
ISBN13桁 978-4-7880-1180-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 369.42
内容紹介 すべての幼い子どもたちが平等に保育される権利の実現をめざし、保育園は苦闘してきた。明治のはじめの幼稚園の誕生から、大正期に公立保育園が設立されるまでの日本の保育園(保育所、託児所)保育の展開過程を明らかにする。
著者紹介 1930年横浜市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科教育学専攻博士課程修了。博士(教育学)。愛知県立大学名誉教授。同朋大学客員教授。著書に「保育の散歩道」など。

目次

第一章 日本における幼稚園の誕生
  一 幼稚園の誕生
  二 なぜ幼稚園なのか
  三 教育としての遊戯
  四 東京女子師範学校附属幼稚園の規則
  五 恩物とその指導
  六 飯島飯十郎と『幼稚園初歩』
  七 中村正直と附属幼稚園の保育者たち
第二章 明治一〇年代における幼児保育政策-簡易幼稚園の奨励
  はじめに
  一 子どもの状況と幼稚園の役割
  二 「文部省示諭」と幼稚園
  三 「貧民力役者等の児童」のための簡易幼稚園
  <補論>Ⅰ 子守学校-渡辺嘉重と赤沢鍾美
  <補論>Ⅱ 農村の保育事業と筧雄平
第三章 はじめての簡易幼稚園-女子高等師範学校附属幼稚園の分室
  はじめに
  一 簡易幼稚園設立の背景-小竹啓次郎論文
  二 小学校「分教室」と幼稚園「分室」
  三 幼稚園「分室」の開設
  四 幼稚園「分室」での保育実践
  五 「分室」の意義-まとめとして
第四章 貧しい子どもたちのための二葉幼稚園-幼稚園から保育園へ
  はじめに
  一 二葉幼稚園の誕生
  二 鮫ケ橋への移転とその保育実践
  三 明治期における二葉幼稚園のまとめとその意義
  <補論>Ⅲ 野口幽香と二葉保育園の保育者たち
  <補論>Ⅳ 東基吉と野口幽香-園庭をめぐって
第五章 児童保護事業の展開-石井十次、冨田象吉、大原寿恵子
  はじめに-児童保護事業を開いた時代
  一 岡山孤児院と石井十次
  二 石井記念愛染園と冨田象吉
  三 倉敷さつき会保育所「若竹の園」と大原寿恵子
第六章 岡弘毅の保育一元化論-幼稚園令と託児所令(案)
  一 幼稚園と保育園の発達
  二 幼稚園令と託児所令(案)
  三 岡弘毅の保育一元化論
第七章 公立保育園の誕生-慈善事業から社会事業へ
  はじめに-慈善事業から社会事業への転換
  一 公立保育園の誕生-大阪市立鶴町第一託児所、大阪市立乳児院などの開設
  二 大阪市立市民館と志賀志那人
  三 東京市立託児場から市民館へ
  四 子どもの権利と公立保育園-生江孝之『社会事業綱要』
  <補論>Ⅴ ある公立保育園の保母の歩み1-井手ナホの場合
  <補論>Ⅵ ある公立保育園の保母の歩み2-阿部和子の場合