堂野前 彰子/著 -- 三弥井書店 -- 2014.7 -- 164.1

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資料詳細

タイトル 日本神話の男と女
タイトルカナ ニホン シンワ ノ オトコ ト オンナ
副書名 「性」という視点
著者 堂野前 彰子 /著  
著者カナ ドウノマエ アキコ
出版者 三弥井書店
出版年 2014.7
ページ数 5,316p
大きさ 21cm
一般件名 神話-日本 , 性差
ISBN13桁 978-4-8382-3265-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 164.1
内容紹介 古代日本人はどのような時間意識の中に生きていたのか。神話や伝承を父性・母性、男性・女性という観点から考察し、「性」という言葉をキーワードとして、古代人の世界認識や時間意識を探る。

目次

序章 経験された時間-「生」と「性」-
第Ⅰ部 母性と父性
第一章 神話としての「一夜孕み」
  はじめに
  一 神婚としての「一夜孕み」
  二 「一夜」に秘められた力
  三 「一夜孕み」と父性
  四 日光感精神話にみる「一夜孕み」
  むすび
第二章 雷神に象徴される父性-『山城国風土記』逸文・賀茂伝承を中心に-
  はじめに
  一 聖婚伝承としての賀茂伝承
  二 父性の介入
  三 共同体を破壊する父性原理
第三章 母性の欠如あるいは父と子の対立-ホムチワケから目弱王へ-
  はじめに
  一 父を疎外する「血」
  二 母性の欠如
  三 父殺しと皇位継承
第四章 「ホ」の御子の物語-その神話的解釈-
  はじめに
  一 「火」の機能
  二 王権の両義性
  三 母殺しの幻想
  四 「火継」から「日嗣」へ
第Ⅱ部 「動く男」と「動かぬ女」
第一章 色好みの王-オホクニヌシと伊和大神-
  はじめに
  一 オホクニヌシの色好み
  二 伊和大神の国占め
  むすび
第二章 嫉妬の構造-「動く男」と「動かぬ女」-
  はじめに
  一 「待つ女」と嫉妬
  二 嫉妬の構造
  三 地縁と血縁
  むすび
第三章 「在地の妻」という話型-弟日姫子・別嬢・弟橘比賣から-
  はじめに
  一 『肥前国風土記』弟日姫子伝承
  二 『播磨国風土記』別嬢伝承
  三 「在地の妻」という話型
  四 『古事記』弟橘姫伝承
  むすび
第Ⅲ部 「性」と交換
第一章 「妹」と「妻」-社会化される「性」-
  はじめに
  一 妹背という関係
  二 社会的関係としての「妻」
  三 「隠り妻」の豊饒
  四 「人妻」と交換
第二章 采女-「性」における禁忌と交換-
  はじめに
  一 皇妃たちの「性」
  二 采女の「性」
  三 「性」の禁忌と交換
  むすび
第三章 遊行女婦-聖と賤のはざま-
  はじめに
  一 遊行女婦研究のこれまで
  二 遊行女婦の境界性
  三 遊行女婦の聖と賤
  むすび
第四章 境界を越えていく女
  はじめに
  一 「人言」と恋の行方
  二 境界が生んだ幻想
  三 境界にとどまる恋
  むすび
終章 「性」の禁忌と婚姻-研究史にかえて-
  はじめに
  一 「性」と禁忌
  二 近親婚と婚姻制度
  三 婚姻研究の概略