伊藤 正直/編 -- 名古屋大学出版会 -- 2014.7 -- 338.97

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資料詳細

タイトル 戦後IMF史
タイトルカナ センゴ アイエムエフシ
副書名 創生と変容
著者 伊藤 正直 /編, 浅井 良夫 /編  
著者カナ イトウ マサナオ,アサイ ヨシオ
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2014.7
ページ数 6,326p
大きさ 22cm
一般件名 国際通貨基金
ISBN13桁 978-4-8158-0776-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 338.97
内容紹介 ブレトンウッズ期IMFにおける自律的な制度・機構・政策体系の成立と、戦後国際金融秩序に及んだ広範な影響を解明。主要資本主義国の対応もふまえた包括的な記述により、毀誉褒貶を超えた一貫したIMF像を示す。
著者紹介 1948年生まれ。大妻女子大学社会情報学部教授。東京大学名誉教授。著書に「戦後日本の対外金融」他。

目次

序章 IMFと戦後国際金融秩序
  1 ブレトンウッズ体制とブレトンウッズ秩序
  2 固定相場制時代のIMFのシステムとその運営
  3 国際機関・国民経済・市場
第Ⅰ部 IMFの成立と発展
第1章 IMFの成立
  はじめに
  1 基本的対抗軸はどこにあったのか
  2 ケインズ案・ホワイト案の形成過程
  おわりに
第2章 IMFの初期政策形成
  はじめに
  1 IMF開業期のガバナンスと英米金融協定の破綻
  2 欧州復興計画の進展とIMF
  3 冷戦のグローバル化と柔軟路線への転換
  おわりに
第3章 制度化の進展と国際環境
  はじめに
  1 1950年代前半における制度化の進展
  2 ヤコブソンの就任と制度化の達成
  3 1960年代初めのIMF最盛期における矛盾
  おわりに
第4章 IMFの自由化政策路線
  はじめに
  1 政策路線の形成
  2 1950年代前半の対英政策
  3 1950年代後半の対英政策
  4 為替自由化の進展と国際通貨システムの変容
  おわりに
第5章 西欧通貨の交換性回復と国際流動性調達
  はじめに
  1 「共同アプローチ」
  2 ランドール対外経済政策委員会答申
  3 IMFによる交換性回復支援
  4 FRBのBA市場振興策
  5 スエズ危機と流動性
  おわりに
第6章 1960年代の国際流動性問題
  はじめに
  1 国際通貨改革論争と国際流動性問題
  2 IMF理事会議事録における国際流動性問題の展開
  おわりに
第Ⅱ部 IMFと国民経済
第7章 IMFとフランス
  はじめに
  1 ブレトンウッズ協定とフランス
  2 フラン切下げ
  3 IMFの対仏14条コンサルテーション
  おわりに
第8章 IMFとドイツ
  はじめに
  1 IMF加盟当初のドイツ
  2 IMFとマルク切上げ
  3 IMFとマルクの交換性回復
  おわりに
第9章 IMFとイタリア
  はじめに
  1 イタリアのIMF加盟
  2 1947年の通貨安定化
  3 イタリアの変動相場制をめぐるIMFとの論争
  4 公的準備の再建と貿易自由化への途
  5 IMFコンサルテーションとイタリアの政策運営
  おわりに
第10章 IMFとカナダ
  はじめに
  1 カナダの為替レートと為替制度
  2 1950年の変動相場制移行の要因
  3 IMFの反応
  4 成長率低下と失業率悪化
  5 カナダの固定相場制復帰
  おわりに
第11章 日本のIMF加盟と戦前期外債処理問題
  はじめに
  1 日本のIMF加盟と外資導入構想
  2 戦前期外債の未払い問題と平和条約締結後の対応
  3 ニューヨーク外債処理会議における議論
  おわりに
終章 IMFの変容をどう理解するか
  1 検討の結果みえてきたもの
  2 IMFの役割とは
  3 ブレトンウッズ体制はなぜ崩壊したのか