片平 幸/著 -- 思文閣出版 -- 2014.3 -- 629.21

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閲覧室 /629.2/カ/ 116897208 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本庭園像の形成
タイトルカナ ニホン テイエンゾウ ノ ケイセイ
著者 片平 幸 /著  
著者カナ カタヒラ ミユキ
出版者 思文閣出版
出版年 2014.3
ページ数 6,230,2p
大きさ 22cm
一般件名 庭園-日本
ISBN13桁 978-4-7842-1718-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 629.21
内容紹介 19世紀末から20世紀初頭の欧米人の日本庭園論と、それへの日本人の反応という両者の往還を丁寧にたどり、1930年代に至って日本庭園の独自性や芸術性が確立されていく過程を追う。
著者紹介 1971年生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻後期博士課程修了。学術博士。国際日本文化研究センター機関研究員を経て、桃山学院大学国際教養学部准教授。

目次

序章 「日本庭園」に注がれる西洋からの眼差しと日本側の応答
  1 「日本庭園」の概念規定
  2 研究の対象
  3 本書の構成
第一章 ジョサイア・コンドルの日本庭園論
  1 はじめに
  2 コンドルの日本庭園論
  3 コンドルの日本庭園論に対する国内の反応
  4 おわりに
第二章 日本の庭と欧米人の眼差し
  1 はじめに
  2 モースのみた日本の庭-「観察」に基づく生活文化のなかの庭
  3 ラファージの見た日本の庭-「日常性」と「装飾性」
  4 チェンバレンとハーンの日本の庭理解-コンドルとの関係性を通じて
  5 おわりに
第三章 欧米における日本庭園像の形成と原田治郎のThe Gardens of Japan
  1 はじめに
  2 原田治郎の略歴
  3 原田治郎の日本庭園論
  4 原田治郎の画像の特徴-写真のなかの日本庭園
  5 原田治郎の及ぼした影響-国外と国内のギャップ
  6 おわりに
第四章 庭園をめぐる一九三〇年代の言説空間
  1 はじめに
  2 明治期の庭園
  3 ジョサイア・コンドルと小川治兵衛
  4 庭園教育と研究環境の確立へ
  5 欧米からの眼差しへの「自覚」の芽生え-予兆としての一九二〇年代
  6 「欧米人」には理解できない「日本庭園」-一九三〇年代へ
  7 アメリカン・ガーデン・クラブの来日
  8 「国際性」と「独自性」の相克
  9 おわりに
第五章 日本庭園像の形成
  1 はじめに
  2 日本庭園の理解をめぐって
  3 背景としての一九三〇年代
  4 一九三〇年代に形成される日本庭園像
  5 おわりに
最終章 西洋における日本庭園論のパラダイム・シフト
  1 西洋からの眼差しと日本側の応答
  2 西洋における日本庭園論のパラダイム・シフト
  3 日本庭園像のゆくえ
  4 おわりに