広瀬 幸雄/編著 -- ナカニシヤ出版 -- 2014.6 -- 361.45

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資料詳細

タイトル リスクガヴァナンスの社会心理学
タイトルカナ リスク ガヴァナンス ノ シャカイ シンリガク
著者 広瀬 幸雄 /編著  
著者カナ ヒロセ ユキオ
出版者 ナカニシヤ出版
出版年 2014.6
ページ数 8,222p
大きさ 21cm
一般件名 リスクコミュニケーション
ISBN13桁 978-4-7795-0853-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 361.45
内容紹介 リスクガヴァナンスのためのリスクコミュニケーション(リスコミ)について、社会心理学の理論や知見を交え、様々な角度から論考。リスコミの事例や重要なキーワードについても詳しく解説する。

目次

序章 リスクガヴァナンスのためにどんなリスクコミュニケーションが必要なのか
  1.リスクについてのコミュニケーション
  2.双方向のリスクコミュニケーション
  3.リスクのガヴァナンスのために
  4.テキストの目指すところ
1 リスク認知の社会心理学理論:人はリスクをどのように認識しているのか
  1.はじめに
  2.私たちのリスク認知の特徴
  3.安心に向かうリスク判断と感情のはたらき
  4.リスクとつきあっていくために
2 個人的リスクの回避態度と行動の不一致:なぜリスク行動を止められないのか?
  1.はじめに
  2.個人の意志でリスク行動が選択される場合とその限界
  3.個人の意志がリスク行動に及ばないとき
  4.個人的リスク行動の変容に向けたアプローチ
  5.おわりに
3 リスク対処の意思決定と感情
  1.リスクの不確実性と緊急時の意思決定
  2.危機事態への対処における情動
  3.災害への対処
  4.おわりに
4 リスクコミュニケーションとしての流言
  1.はじめに
  2.流言とはどのようなものか
  3.流言はどのようなときに発生するのか
  4.流言はどのように伝わっていくのか
  5.流言を抑制するために
  6.おわりに
5 リスクコミュニケーションと消費者パニックへの対処
  1.はじめに
  2.消費者パニックとは
  3.消費者行動の心理モデル
  4.消費者パニックの解消に向けたコミュニケーション
  5.おわりに
6 リスクコミュニケーションとしての説得納得ゲーム
  1.説得納得ゲームによるリスクコミュニケーション
  2.説得納得ゲームによるリスクコミュニケーションの具体事例
  3.説得納得ゲームのデザインによるリスクコミュニケーション
7 リスク理解のための双方向リスクコミュニケーション
  1.従来の一方向のリスクコミュニケーションとその問題点
  2.遺伝子組換え農作物を考えるコンセンサス会議
  3.吉野川第十堰の可動堰化計画をめぐる市民と専門家のリスクコミュニケーション
  4.おわりに
8 NIMBY的特徴を有する社会的リスクのガヴァナンス
  1.NIMBY的特徴を持つ社会的リスク
  2.高レベル放射性廃棄物の地層処分に関するNIMBY問題
  3.NIMBY的特徴を有する社会的リスクのガヴァナンス形成に向けて
9 社会的リスクのガヴァナンスのための市民参加とエンパワーメント
  1.はじめに
  2.なぜ,社会的リスクのガヴァナンスに市民の参加が必要なのか
  3.参加者は社会の多様性を反映した人々といえるのか:代表性という問題
  4.市民の参加を促す要因としてのエンパワーメント
  5.エンパワーメントは計画作りへの市民参加や計画実現のための活動への参加も促すのか
  6.おわりに:参加を促す鍵であるエンパワーメント期待を高めるためには
10 リスクの社会的受容のための市民参加と信頼の醸成
  1.リスクガヴァナンスにおける信頼の重要さ
  2.市民参加と評価の物差し
  3.市民参加による計画策定は信頼回復につながったか:津島市における参加型廃棄物処理計画策定の事例
  4.多元的な市民の価値と要望を市民参加による議論でまとめていく:レンゲリッヒにおける中心市街再開発計画づくりへの市民参加事例
  5.おわりに
11 リスクガヴァナンスのための討議デモクラシー
  1.対立は乗り越えられるのか?:話し合いによる合意形成への道のり
  2.対話の失敗?-エスカレートした反対運動:シュトゥットガルトの駅再開発事例
  3.賛否を折衷した案による解決:ノイス市中心通りのトラムの事例
  4.ハイブリッド型市民参加を経て住民投票へ:カールスルーエにおけるトラム地下化をめぐる事例
  5.おわりに:討議デモクラシーによるリスクガヴァナンス