小林 富久子/監修 -- 金星堂 -- 2014.3 -- 930.29

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閲覧室 /930.2/ヒ/ 116892043 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 憑依する過去
タイトルカナ ヒョウイ スル カコ
副書名 アジア系アメリカ文学におけるトラウマ・記憶・再生
著者 小林 富久子 /監修, 石原 剛 /編, 稲木 妙子 /編, 原 恵理子 /編, 麻生 享志 /編, 中垣 恒太郎 /編  
著者カナ コバヤシ フクコ,イシハラ ツヨシ,イナギ タエコ,ハラ エリコ,アソウ タカシ,ナカガキ コウタロウ
出版者 金星堂
出版年 2014.3
ページ数 19,368p
大きさ 22cm
一般件名 アメリカ文学 , アメリカ合衆国-対外関係-アジア
ISBN13桁 978-4-7647-1134-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 930.29
内容紹介 数々の痛みに満ちた記憶の中から、驚くほど多彩で優れた作品を生み出してきたアジア系アメリカ文学を、戦争、人種、ジェンダー・セクシュアリティ、移動・越境といったトラウマの角度から考察する。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
ヒサエ・ヤマモトの「ウィルシャー通りのバス」
  他者の苦しみへの応答
稲木 妙子/著 2-16
「祝婚歌」から「フィレンツェの庭」へ
  ヒサエ・ヤマモトの短編に読む戦争トラウマの不在と顕在
村山 瑞穂/著 17-30
花木蘭は死んだ
  マキシーン・ホン・キングストンと戦争トラウマ
杉山 直子/著 31-43
フィリピン系文学にみる日本の植民統治
  抑圧と抵抗のかたち
河原崎 やす子/著 44-61
日系アメリカ人が描いた<ヒロシマ・ナガサキ>
  日系アメリカ人原爆文学における記憶と物語
山本 秀行/著 62-80
損傷を「言葉」にすること
  『おばさん』における運動言説と外傷言語
中村 理香/著 81-94
トラウマ文学としてのコリア系「慰安婦小説」
  『コンフォート・ウーマン』と『最後の場所で』
小林 富久子/著 95-113
人種混交の物語としての『ハイアシンスの心』
  オノト・ワタンナの挑戦と擬装戦略
石原 剛/著 116-134
ノーノーボーイであることの病い
  身体への視線の欲望
五島 一美/著 135-150
ハワイ日系二世の「人種形成」
  『欲しいのはただ俺の身体だけ』におけるトラウマとボディ・ポリティクス
岡島 慶/著 151-165
アメリカ大衆文化におけるアジア系表象の新潮流
  マイノリティ・ステレオタイプの反転
中垣 恒太郎/著 166-182
檀香山からシエラネヴァダ山脈へ
  『アメリカの中国人』におけるオルタナティヴな自然観
吉田 美津/著 183-199
写真花嫁のトラウマ
  日系アメリカ人一世の女性像
池野 みさお/著 202-218
フィリップ・カン・ゴタンダがたどる日系アメリカ人家族の葛藤の歴史
  父と母のトラウマを語り継ぐ
谷 佐保子/著 219-231
ヒサエ・ヤマモトの作品におけるカトリック的モチーフとトラウマの実験的語り
  「ハイヒール」再考
牧野 理英/著 232-248
沈黙を歌う
  マキシーン・ホン・キングストン『チャイナタウンの女武者』
矢口 裕子/著 249-262
トランスナショナルなトラウマの演劇表象
  ヴェリナ・ハス・ヒューストンの『ティー』から『アフロディテよ』へ
原 恵理子/著 263-280
八島太郎のトラウマ・ナラティヴ
  『あたらしい太陽』と『水平線はまねく』
中地 幸/著 282-300
キベイ二世の語りの読み直し
  ミノル・キヨタの『日系反逆児-アメリカにおける民権蹂躙と迫害の記録』とBeyond Loyalty:The Story of a Kibeiに介在する複合的な分裂
小坂 恵理子/著 301-315
歴史のパターンをずらす
  カレン・テイ・ヤマシタの『ぶらじる丸』における語りと記憶
寺澤 由紀子/著 316-332
トラウマを超えて
  GB・トラン『ヴェトナメリカ』における歴史の再構築とトランスコミュナリティ
麻生 享志/著 333-346