木村 茂光/著 -- 吉川弘文館 -- 2014.5 -- 210.38

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資料詳細

タイトル 日本中世百姓成立史論
タイトルカナ ニホン チュウセイ ヒャクショウ セイリツ シロン
著者 木村 茂光 /著  
著者カナ キムラ シゲミツ
出版者 吉川弘文館
出版年 2014.5
ページ数 15,290,7p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-平安時代 , 日本-歴史-鎌倉時代 , 農民-歴史
ISBN13桁 978-4-642-02919-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.38
内容紹介 中世における「百姓」身分はいかに成立したのか。上申文書の形式や身分呼称の変遷を分析し、「百姓」の成立過程を論じる。さらに、「御成敗式目」42条を読み直し、百姓身分と百姓のイエの歴史的特質を考察する。
著者紹介 1946年北海道生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程満期退学。帝京大学文学部教授。東京学芸大学名誉教授。日本学術会議会員。博士(文学)。編著書に「日本農業史」など。

目次

序 日本中世史像の現在
  はじめに
  1 「時代像」を描けない時代
  2 中世史像を考える
  3 王朝国家と在地領主制的展開
  4 延久荘園整理令の意義
  5 王朝国家期以後への展望
  おわりに
補論 百姓身分論争
  1 百姓の階級的性格
  2 「式目四二条」と「移動の自由」論争
  3 「式目四二条」と逃散をめぐる論争
Ⅰ 住人等解と住人身分
一 成立期「住人等解」の性格について
  はじめに
  1 一一世紀後半の「住人等解」の特徴
  2 「住人等解」と「荘解」「荘司等解」
  3 「住人解」と「荘司等解」との関係
  4 「荘司等解」と「住人逃散」
  5 成立期「住人等解」の性格とその前提
  おわりに
二 成立期「住人等解」と「住人」
  はじめに
  1 「住人等解」の再検討
  2 「住人」の用法
  むすびにかえて
三 「住人等解」の基礎的考察
  はじめに
  1 「住人等解」の個別的検討
  まとめ
四 「住人」身分の成立と「公」性
  はじめに
  1 「住人」身分の成立過程
  2 「住人等」組織の「公」性
  3 「荘民一味」の成立
Ⅱ 百姓と百姓等申状
一 中世百姓の成立
  はじめに
  1 平民論・百姓論の批判的検討
  2 中世百姓の成立
  まとめにかえて
二 「御成敗式目」四二条と中世百姓
  はじめに
  1 「四二条」の構造
  2 「逃毀」と「追捕」
  3 イエ・妻子と「四二条」
  4 「去留民意文言」の意味
  むすびにかえて
三 「浪人招寄せ」・「移動の自由」と中世百姓
  はじめに
  1 「浪人招寄せ」の意味
  2「浪人を招居え」ることの意味
  3 中世百姓の「移動の自由」、「請作の自由」をめぐって
  むすびにかえて
四 「百姓等申状」覚書
  はじめに
  1 蔵持・山本両論文の内容と意義
  2 連署と起請文
  3 二種の百姓等申状
  むすびにかえて
Ⅲ 解と申状
一 平安前・中期における「解」の性格
  はじめに
  1 共同研究「下意上達文書の変遷」の検討
  2 申請型解の分析
  3 「荘官解」と「荘官等解」
  まとめにかえて
二 申状の系譜
  はじめに
  1 申状と申文
  2 解と申文
  3 申文型解から百姓等申状へ