前原 由喜夫/著 -- 京都大学学術出版会 -- 2014.3 -- 141.51

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資料詳細

タイトル 心を読みすぎる
タイトルカナ ココロ オ ヨミスギル
副書名 心の理論を支えるワーキングメモリの心理学
叢書名 プリミエ・コレクション
著者 前原 由喜夫 /著  
著者カナ マエハラ ユキオ
出版者 京都大学学術出版会
出版年 2014.3
ページ数 2,204p
大きさ 22cm
一般件名 認知 , 記憶
ISBN13桁 978-4-87698-396-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 141.51
内容紹介 人はときに、自分の心を相手に重ねすぎて、相手の心も自分と同じだと錯覚してしまう。なぜこのような事が起こるのか。心理学実験を通して科学的に解明し、「心の読みすぎ」から生じるさまざまなトラブルの防止策を示す。
著者紹介 1981年大阪市生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(博士(教育学))。科学技術振興機構ERATO研究員。専門は教育認知心理学。

目次

はじめに
  0-1.人の心がわかりすぎて困る私たち
  0-2.《心の読みすぎ》の心理学
  0-3.本書を読み進める際の注意点
第1章 心を読む能力の発達とワーキングメモリ
  1-1.乳幼児期における心を読む能力の発現
  1-2.ワーキングメモリと実行機能
  1-3.心の理論の発達とワーキングメモリ
  1-4.《心の読みすぎ》を招く“知識の呪縛”
第2章 大人の心を読む能力とワーキングメモリ
  2-1.幼児期以降も成熟する心の理論
  2-2.大人の心の理論におけるワーキングメモリの働き
  2-3.心の理論のワーキングメモリ説
  2-4.大人の予期せぬ移動課題
第3章 知識の呪縛と《心の読みすぎ》
  3-1.<実験1>知識があると人の心を読みすぎる
  3-2.《心の読みすぎ》を招く知識の特徴
第4章 ワーキングメモリ負荷と《心の読みすぎ》
  4-1.<実験2>読みすぎないときでも,ワーキングメモリへの負荷で読みすぎる1
  4-2.<実験3>読みすぎないときでも,ワーキングメモリへの負荷で読みすぎる2
  4-3.知識とワーキングメモリの相互作用が生む《心の読みすぎ》
第5章 情報のインパクトと《心の読みすぎ》
  5-1.<実験4>情報がワーキングメモリに定着しているときに読みすぎる
  5-2.<実験5>目立つ情報のせいで読みすぎる
  5-3.情報の鮮明さと《心の読みすぎ》
第6章 思考の特性と《心の読みすぎ》
  6-1.<実験6>知ったかぶりをする人は読みすぎる
  6-2.知ったかぶりは自分の《心の読みすぎ》
第7章 脳と社会に潜む《心の読みすぎ》
  7-1.本書の研究によってわかったこと
  7-2.心を読む脳が心を読みすぎるとき
  7-3.日常生活に潜む危険な心の読みすぎ