樋口 直人/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2014.2 -- 316.81

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資料詳細

タイトル 日本型排外主義
タイトルカナ ニホンガタ ハイガイ シュギ
副書名 在特会・外国人参政権・東アジア地政学
著者 樋口 直人 /著  
著者カナ ヒグチ ナオト
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2014.2
ページ数 5,256,42p
大きさ 22cm
一般件名 人種差別 , 社会的排除
ISBN13桁 978-4-8158-0763-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 316.81
内容紹介 日本型の排外主義運動はいかにして発生し、なぜ在日コリアンを標的とするのか? 「不満」や「不安」による説明を超えて、謎の多い実態に社会学からのアプローチで迫る。
著者紹介 1969年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退。徳島大学総合科学部准教授。共著に「顔の見えない定住化」、編著に「日本のエスニック・ビジネス」など。

目次

序章 日本型排外主義をめぐる問い
  1 排外主義運動の勃興
  2 誰が排外主義運動に馳せ参じるのか
  3 なぜ排外主義運動に馳せ参じるのか
  4 在日コリアンと「在日特権」をめぐる問い
  5 「通常の病理」から「病理約な通常」へ
第一章 誰がなぜ極右を支持するのか
  1 西欧における極右研究の蓄積
  2 なぜ極右は発生するのか
  3 誰がなぜ極右を支持するのか
  4 極右政党研究の「ノーマル化」とその先へ
第二章 不満・不安で排外主義運動を説明できるのか
  1 社会運動研究における不満・不安の位置づけ
  2 大衆社会論と排外主義運動
  3 競合論と排外主義運動
  4 代替的な説明図式
  5 排外主義運動のリアルな把握に向けて
第三章 活動家の政治的社会化とイデオロギー形成
  1 活動家の多様性とミクロ動員過程
  2 イデオロギーと政治的社会化
  3 政治的社会化の過程
  4 排外主義を受容する土壌
第四章 排外主義運動への誘引
  1 構築される不満
  2 運動と個人のフレーム調整
  3 活動家の語りにみるフレーム調整過程
  4 「在日特権」フレームの共鳴板
  5 排外主義運動との運命の出会い
第五章 インターネットと資源動員
  1 インターネットと排外主義運動
  2 インターネットと動員構造の変容
  3 排外主義運動へのミクロ動員過程
  4 資源動員をめぐる後発効果
第六章 排外主義運動と政治
  1 ミクロ動員から政治的機会構造へ
  2 言説の機会構造
  3 言説の機会構造と排外主義運動の関連
  4 ネットカルチャーと排外主義運動
  5 右派論壇の鬼子としての排外主義運動
第七章 国を滅ぼす参政権?
  1 外国人参政権問題をめぐる日本的特殊性
  2 デニズンの権利と安全保障化をめぐる日本的特質
  3 外国人参政権問題の日本的展開
  4 外国人参政権をめぐる脱安全保障化
第八章 東アジア地政学と日本型排外主義
  1 東アジア地政学と在日コリアン
  2 分析枠組み
  3 二者関係によって何が進むのか
  4 本質主義と外国人排斥の正当化
  5 日本型排外主義を生み出すもの