上田 知亮/著 -- ミネルヴァ書房 -- 2014.2 -- 312.25

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資料詳細

タイトル 植民地インドのナショナリズムとイギリス帝国観
タイトルカナ ショクミンチ インド ノ ナショナリズム ト イギリス テイコクカン
副書名 ガーンディー以前の自治構想
叢書名 MINERVA人文・社会科学叢書
著者 上田 知亮 /著  
著者カナ ウエダ トモアキ
出版者 ミネルヴァ書房
出版年 2014.2
ページ数 4,271,33p
大きさ 22cm
一般件名 インド-政治・行政-歴史 , インド-対外関係-イギリス-歴史
ISBN13桁 978-4-623-06946-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 312.25
内容紹介 ガーンディー以前の会議派指導者たちの自治構想を分析し、植民地インドのイギリス帝国観とナショナリズムの特質を解明。パクス・ブリタニカ期の英印関係と秩序構想を、政治・経済・宗教などの諸側面から明らかにする。
著者紹介 京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。龍谷大学現代インド研究センター客員研究員、人間文化研究機構地域研究推進センター研究員。

目次

序章 インド初期会議派研究の視座
第1章 イギリス帝国とインドの植民地化
  1 インド史における一八世紀問題
  2 イギリスによるインドの植民地化
  3 イギリス東インド会社によるインド藩王国の併合
  4 ダルハウジとダリープ・シンからみた植民地化
  5 英印関係と植民地化経験
第2章 一九世紀のインド経済とパクス・ブリタニカ
  1 グローバル化とインド経済
  2 自由貿易帝国主義とジェントルマン資本主義
  3 インド経済の分水嶺としての一九世紀
  4 経済発展における国家の役割と植民地統治
第3章 ラーナデーの経済思想と国富流出論
  1 ラーナデーの経済思想と国家観
  2 東インド会社統治期の国富流出論
  3 イギリス帝国を支えるインドの軍事と財政
  4 帝国を信頼するナショナリズム
第4章 ラーナデーの社会-宗教改革思想と国家観
  1 植民地インドにおけるヒンドゥー-ムスリム関係
  2 社会-宗教改革の対象と目的
  3 引照基準としてのヴェーダ時代
  4 社会-宗教改革と国家介入
第5章 ラーナデーの政治思想と重層的な連邦制帝国秩序
  1 イギリスのインド観
  2 ラーナデーのイギリス観
  3 コミュナリズムとラーナデーのインド史観
  4 ラーナデーのインド観
  5 ラーナデーにおけるネーションと「重層的な連邦制帝国秩序」
第6章 パクス・ブリタニカの終焉と植民地インドの反英運動
  1 パクス・ブリタニカの終焉の始まり
  2 イギリス政治の民主化と帝国内自治領の拡大
  3 ベンガル分割令とスワデーシー運動
  4 テロリズム活動の昻揚とベンガル分割令の撤回
第7章 ゴーカレーの地方自治制度構想と宗教対立
  1 政治家ゴーカレーの歩み
  2 植民地期インドの立法参事会制度と地方分権
  3 ムスリム分離選挙への道
  4 ゴーカレー地方自治制度構想
  5 地方自治と宗派主義の克服
  6 ゴーカレーの戦後改革草案
終章 インド政治における分散と統合
  1 ガーンディーとネルーの自治構想
  2 繰り返される分権志向