細川 道久/著 -- 刀水書房 -- 2014.1 -- 319.51033

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資料詳細

タイトル カナダの自立と北大西洋世界
タイトルカナ カナダ ノ ジリツ ト キタタイセイヨウ セカイ
副書名 英米関係と民族問題
著者 細川 道久 /著  
著者カナ ホソカワ ミチヒサ
出版者 刀水書房
出版年 2014.1
ページ数 8,275p
大きさ 22cm
一般件名 カナダ-対外関係-イギリス-歴史 , カナダ-対外関係-アメリカ合衆国-歴史
ISBN13桁 978-4-88708-415-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 319.51033
内容紹介 英米の影響を受けながら、ゆるやかに自立をとげていったカナダ。連邦結成前から連邦結成後の第一次世界大戦前までを対象に、その特異な歩みを具体的な事例を取り上げて考察し、英米加がおりなす北大西洋世界の構造を示す。
著者紹介 1959年岐阜県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程をへて、鹿児島大学法文学部教授。博士(文学)。著書に「カナダ・ナショナリズムとイギリス帝国」など。

目次

序章 カナダのユニークな自立の歩み
  一 グローバル・ヒストリーとカナダ
  二 「北大西洋三角形」
  三 本書の課題と構成
第一章 内政自治への胎動
  一 「植民地統治のマグナ・カルタ」?
  二 一八三〇年代のアッパーカナダ、ロワーカナダ両植民地とイギリス
  三 『ダラム報告』
  四 『ダラム報告』に対する反応
  五 『ダラム報告』の意義
第二章 連邦結成過程再考
  一 外圧の所産としての連邦結成
  二 カナダ・ウェスト改革派に関する研究と史料
  三 ブラウン派とクリアグリット派
  四 「大連立」に向けて
  五 「大連立」内閣の成立
第三章 連邦結成とアメリカ合衆国
  一 米加関係史
  二 戦争の推移とカナダ情勢
  三 カナダ連邦結成論争
  四 アメリカ合衆国によるカナダ認識
第四章 南アフリカ戦争とカナダ
  一 一九世紀末~二〇世紀初のイギリス帝国
  二 南アフリカ戦争参加決定までの経緯
  三 フランス系カナダと参戦問題
  四 アメリカ合衆国と参戦問題
  五 帝国評議会をめぐるイギリスとカナダ
第五章 アラスカ境界紛争をめぐる英米加
  一 「カナダ=犠牲者」論をめぐって
  二 アラスカ境界紛争の経緯
  三 ローリエ外交の評価
第六章 カナダの海防とイギリス帝国
  一 対米防衛の重要性
  二 「旧植民地体制」解体後のカナダ防衛
  三 イギリス帝国政策とカナダ
  四 対米脅威とカナダ
  五 太平洋沿岸地域の海防
  六 カナダ海軍法案とカナダ社会
終章 カナダのゆるやかな「脱ドミニオン化」
  一 脱植民地化をめぐって
  二 正統派脱植民地化論
  三 A・G・ホプキンズの脱植民地化論
  四 イギリス帝国史研究とカナダ史研究
  五 「脱ドミニオン化」の諸相
  六 カナダにおける「さらに二つの脱植民地化?」
  七 脱植民地化論再考