ワールドウォッチ研究所/原本企画編集 -- ワールドウォッチジャパン -- 2013.12 -- 519.05

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
しょこ /519/ジ/12 120951645 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ジュニア地球白書 2012-13
タイトルカナ ジュニア チキュウ ハクショ
副書名 ワールドウォッチ研究所
著者 ワールドウォッチ研究所 /原本企画編集, 林 良博 /監修  
著者カナ ワールド ウォッチ ケンキュウジョ,ハヤシ ヨシヒロ
巻の書名 アフリカの飢えと食料・農業
出版者 ワールドウォッチジャパン
出版年 2013.12
ページ数 10,261p
大きさ 21cm
一般件名 環境問題
ISBN13桁 978-4-948754-41-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 519.05
内容紹介 「地球白書」2012-13年版を、小学校高学年から読めるようにやさしく書き改めた一冊。ポストハーベスト・ロス(収穫後の損失)を減らす取り組み、アフリカ農業への日本の支援などを紹介する。

目次

読む前に
第1章 「干ばつ」よりも恐ろしい「やせてゆく大地」
  1 やせてゆく大地、待ち構える飢餓
  食料生産量が毎年、一五%から二五%も減ってゆく
  2 アフリカの人々を飢餓に追い込む原因
  肥料になっていた家畜の排泄物が減った
  石油の価格と一緒に、窒素肥料の価格も高くなった
  耕地を休ませることが、できなくなった
  気候変動によって、雨期の始まりが乱れてきた
  3 土がやせると、干ばつの被害はいっそう大きくなる
  耕地や放牧地をめぐる人々の争い
第2章 野菜の栄養的・経済的可能性を生かす
  1 アジアとラテンアメリカの食料生産量を大きく増やした「緑の革命」
  2 サブサハラ・アフリカでは同時に「野菜の革命」も必要
  サブサハラ・アフリカでは実現しなかった「緑の革命」
  サブサハラ・アフリカでは、さまざまな主食があった
  「野菜の革命」で栄養のバランスをよくする
  野菜と果実の農業研究費は穀物の研究費の一三%ほどでしかない
  ケニアでは「食の知恵」を生かして、農業生産力を強くする
  アフリカ全体で、在来種の野菜を生かす
  消費者にも好まれ、生産者の収入を増加させたアフリカ・ナスの新品種
第3章 地域の農業資源と食料の多様性を守る
  1 地域の主食用作物よりも優先された商品作物
  輸出向けのカシューナッツを大増産、一方で主食のコメを輸入に依存するギニアビサウ
  環境汚染から児童労働まで、さまざまな問題をかかえている商品作物栽培
  2 野生資源を保全しながら、評判の高い食料を販売する
  エチオピアでは、南部高地の野生コーヒーの付加価値を高める
  セネガルでは、女性グループが地域特産の植物を加工品にして販売する
  3 畑の生物多様性を高めて、手作りの伝統的調味料をヨーロッパ市場に出す
  マリのドゴン族の伝統的調味料を、イタリアの腕利きシェフが高く評価
  世界的な食品企業の製品に負けない、手作りの伝統食品
第4章 女性農業者への差別を改めて、その生産力を高める
  1 貧しい女性が支えているアフリカの食料
  シアバターの世界市場への参加をめざす女性たち
  シアバターの女性生産者を支えるフェアトレード
  女性の農業者による生産協同組合
  会社に求められる「社会への貢献」
  先進国のアメリカで収益を上げて、トーゴの生まれ育った村に寄付をする
  世界市場の「自由競争」によって、苦境に立たされるシアバター女性生産者
  2 女性を対象とした農業改良普及事業
  3 マイクロ・クレジットで貧困と闘う
第5章 重要な役割を果たしている都市農業
  世界では八億人が都市農業をしている
  空き地が少ないので生まれた「垂直菜園」
  地域の環境を守る役割も果たしている都市農業
第6章 ポストハーベスト・ロス(収穫後の損失)を減らす取り組み
  1 発展途上国・先進国、それぞれのポストハーベスト・ロス
  国際的な農業支援でも、ポストハーベスト・ロスを減らす取り組みは少なかった
  2 ポストハーベスト・ロスを解消すれば、世界の食料不足の解消も大きく前進する
  3 ポストハーベスト・ロスの現状と改善の取り組み
  ザンビアでは、貯蔵してあるトウモロコシにカビ毒が多い
  ポストハーベスト・ロス対策に取り組み始めたザンビア農業省
  日本の支援によって建設された集乳施設
  ギニアでは、ピーナッツの乾燥や貯蔵の方法を改善してアフラトキシンを減らす
  4 さまざまな発想による貯蔵方法の改善
第7章 農業における水の利用効率を改善する
  1 大量の水を必要とした「緑の革命」
  中国では、取水量が多すぎて海まで流れない黄河
  地下水を求めて、あまりにも多くの井戸を掘ったインド
  2 とくに水が不足している、サブサハラ・アフリカ
  二〇一一年、「アフリカの角」では一〇〇〇万を超える人々が飢餓におちいった
  3 灌漑施設がなくても収穫量を増やせる人力ポンプ
  バングラデシュに引き続き、アフリカで広められた人力ポンプ
  4 貴重な水の利用効率を高める灌漑の工夫
  バケツ灌漑によって、ガーナの灌漑面積は一・四倍に増えている
第8章 海外からの投資によって、アフリカの農地が奪われてゆく
  1 アフリカに農地を求めるサウジアラビア
  「お金はあるが、水はない」サウジアラビアの新たな食料戦略
  秘密のうちに進められる「農地略奪」取引
  2 ランド・ラッシュ-エチオピアの土地に投資が殺到している
  サウジアラビア政府の補助金も投入されるランド・ラッシュ
  「海外からの農業投資は、賃金の安い農場労働者の数を増やすだけ」という批判
  3 「農地の略奪」に渦巻く不満と不安
  「アフリカに未利用の空き地はない!」
  「いつまでも先進国で余った農産物を、援助として受け入れていては、飢餓から解放されない」
第9章 アフリカ農業への日本の支援
  1 世界の食料問題
  あまりにも低い日本の食料自給率
  日本では、年間五〇〇万~八〇〇万トンの食料が捨てられている
  発展途上国では、飢餓のために子どもたちが苦しんでいる
  二〇〇七年の半ばから、ロケットのように上昇した食料価格
  2 ますます重要になる国際協力
  発展途上国の問題は世界の問題
  世界の平和と安定、そして発展のために求められる国際協力
  政府開発援助と国際協力機構
付録 アフリカの飢餓に関係する資料
  1 世界の慢性的飢餓人口
  2 食料不足による、子どもたちへの影響
  3 慢性的飢餓の大きな原因となっている、政治や社会や経済の仕組み
  アフリカ地図
用語解説
あとがき