田中 慶江/著 -- 日本評論社 -- 2013.7 -- 146.8

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閲覧室 /146.8/タ/ 116808395 成人一般 可能 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 心理臨床におけるまなざし体験の生成
タイトルカナ シンリ リンショウ ニ オケル マナザシ タイケン ノ セイセイ
著者 田中 慶江 /著  
著者カナ タナカ ヨシエ
出版者 日本評論社
出版年 2013.7
ページ数 6,160p
大きさ 22cm
一般件名 心理療法
ISBN13桁 978-4-535-56328-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 146.8
内容紹介 まなざしは、人と人とを結びつける最も人間的な営みである。そのまなざしを人と人との関係のはじまりと位置づけ、いかに関係の基盤を構築していくかを、「まなざし体験の生成」として、臨床心理学的観点から考察・検討する。
著者紹介 京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻後期博士課程研究指導認定退学。京都大学博士(教育学)。臨床心理士。関西国際大学人間科学部准教授。

目次

序章 まなざしと心の起源
第1章 心理臨床におけるまなざし体験の生成とは
  Ⅰ 関係のはじまり
  Ⅱ 「見えている」のではなく「見ている」赤ちゃん
  Ⅲ 見ることの臨床的意味
  Ⅳ 臨床実践における「まなざし体験の生成」の意義
第2章 母子の見つめあいから生まれてくるまなざし体験の生成
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 見つめ続けること・まなざしを浴び続けること
  Ⅲ 他者を感じ、肯定されることから共に見る存在へ
  Ⅳ 「お母さんの目の中にAちゃんがいる」という言葉の意味
  Ⅴ 他者の視線の内在化と身体像の獲得
  Ⅵ 母親のまなざし
第3章 「自分」の生成とまなざし体験
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 統合失調症の20代青年との面接過程
  Ⅲ 見る“自分”の存在
  Ⅳ クライエントをまなざし、先に発見する
  Ⅴ 相づちと情動調律
  Ⅵ 見てくれる“他者”の存在
  Ⅶ 見守りのまなざし
第4章 描画における共に見る体験
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 事例の概要
  Ⅲ 考察
  Ⅳ 描画を施行する「とき」
  Ⅴ おわりに
第5章 箱庭による二重の見守り
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 視野におさまること
  Ⅲ 養護教諭の箱庭体験を通路とするコンサルテーション
  Ⅳ 箱庭体験をめぐって
  Ⅴ 箱庭療法におけるクライエント・セラピスト関係
  Ⅵ 箱庭による二重の見守り
第6章 まなざし体験をもたらす箱庭・はり絵・折り紙遊び
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ いじめにあった少女の面接過程
  Ⅲ 分けること
  Ⅳ 区別する遊びのさまざまな段階
  Ⅴ まなざしと共にあることの体験
第7章 思春期におけるまなざし体験の生成
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ イニシエーションを乗り越えるための「まなざし体験の生成」
  Ⅲ 魔女と黒猫
  Ⅳ 事例
  Ⅴ 猫イメージと猫元型
  Ⅵ 猫の目を通って
第8章 総合考察
  Ⅰ こころを支えるもの
  Ⅱ 見える領域・見えない領域と第3の次元
  Ⅲ 「まなざし体験の生成」を育むもの
  Ⅳ クライエントを見守ることの本質