井上 明芳/著 -- 翰林書房 -- 2013.2 -- 910.26

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資料詳細

タイトル 文学表象論・序説
タイトルカナ ブンガク ヒョウショウロン ジョセツ
副書名 小林秀雄・横光利一-文学言説の境界
著者 井上 明芳 /著  
著者カナ イノウエ アキヨシ
出版者 翰林書房
出版年 2013.2
ページ数 391p
大きさ 22cm
一般件名 日本文学-歴史-近代
ISBN13桁 978-4-87737-341-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.26
内容紹介 小林秀雄の批評言説や、横光利一の文学言説の表象可能性、フィクションである物語の表象のされ方などの検討を通じて、文学言説に「私」という表象を見出す。横光利一「旅愁」自筆原稿の翻刻も収録。
著者紹介 昭和44年山梨県生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本文学専攻博士課程単位取得満期退学。同大學文学部日本文学科准教授。

目次

序 表象の顕れ
第Ⅰ部 文学言説の表象諸相
  1 語りの不可能性-芥川龍之介「羅生門」論-
  2 見覚えのない物語-太宰治「走れメロス」論-
  3 独白を生成する会話-国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」論-
  4 詩的言語への前哨的素描-折口信夫・萩原朔太郎の詩から-
第Ⅱ部 小林秀雄・批評表象をめぐって
  1 批評という「事件」-小林秀雄「様々なる意匠」論-
  2 <橋>としての手紙-小林秀雄「Xへの手紙」論-
  3 生きて在るということあるいはリアリティ-小林秀雄「私小説論」の問題-
  4 「思想と実生活」論争、その語られなかったこと-小林秀雄と正宗白鳥-
  5 「私」の問題と<歴史>観との接続-小林秀雄の<歴史>観・序説-
  6 転換の意味、回帰したこと-小林秀雄『無常といふ事』論にむけて-
  7 <個性>をめぐって-小林秀雄「川端康成」論-
第Ⅲ部 横光利一・表象の局面、強度
  1 語ることの原理へ-横光利一「機械」論-
  2 分類された物語-横光利一「上海」論-
  3 潜在する文脈-横光利一「旅愁」自筆原稿をめぐって-
  4 抵抗としての物語-横光利一「梅瓶」論への試み-
  5 贈与としての<ふるさと>-横光利一「夜の靴」論-
  6 物語言説の位相-「夜の靴」初出本文と初版本文をめぐって-
  7 見出される<祈り>-「夜の靴」生成過程への試み-
第Ⅳ部 境界の表象へ
  1 閉じ切られたフィクション-永井荷風「腕くらべ」を読む-
  2 <境界>化するテクスト-森敦「月山」論-
結論と課題