葉山 茂/著 -- 昭和堂 -- 2013.2 -- 384.36

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /384.3/ハ/ 116800376 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 現代日本漁業誌
タイトルカナ ゲンダイ ニホン ギョギョウシ
副書名 海と共に生きる人々の七十年
著者 葉山 茂 /著  
著者カナ ハヤマ シゲル
出版者 昭和堂
出版年 2013.2
ページ数 239,7p
大きさ 22cm
一般件名 漁撈 , 漁業-日本
ISBN13桁 978-4-8122-1251-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 384.36
内容紹介 戦後70年間の漁業を対象とし、その変容のなかで人びとが何を資源として選び取り、自然とどのように関わって生業戦略を立ててきたのかを、具体的な事例に基づいて検討する。
著者紹介 1974年大阪府生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科(日本歴史研究専攻)を修了、博士(文学)。国立歴史民俗博物館・機関研究員。

目次

序章 現代日本の漁業をとらえる視点
  1 孤高の漁師像と寂れた漁村
  2 経済成長のなかで変容した漁業と地域社会
  3 自然を論じるエティックな立場とイーミックな立場
  4 自然と地域社会・漁業者集団・個人に注目した漁撈・漁業研究
  5 本書の目的と視点
  6 本書の構成
  7 調査地
第1章 現代日本における漁業の展開
  1 戦後復興期の漁業をとりまく社会的な環境の変化
  2 高度経済成長と漁業
  3 現在の漁業がおかれた状況
第2章 生業誌という視点
  1 民俗誌がとらえた包括的な視点と生業誌
  2 生業誌という視点の特徴と可能性
  3 戦後七〇年の漁業をみる視点としての生業誌
第3章 自然と地域社会の関わり
  1 生業戦略にみる自然と地域社会の関わり
  2 生業戦略の異なる二つの村の漁業
  3 通時的な側面からみた自然資源の利用形態の変化
  4 出稼ぎという経済活動
  5 資源の分配をめぐって
  6 イーミックな自然に規制される地域社会の人びと
第4章 自然と漁業者集団の関わり
  1 多様な自然資源利用のなかの漁業者集団
  2 多様な自然資源をつかう小値賀島の漁業
  3 多様化する一九五〇年以降の小値賀島の漁業
  4 釣り漁における資源の発見と社会的な規制の生成
  5 イサキをとる漁の通時的変遷
  6 変容する漁業と資源利用をめぐる社会的な規制の変化
第5章 自然と個人の関わり
  1 現代的産業にみる自然と個人
  2 人びとはいかにして養殖業をはじめたか
  3 魚類養殖の方法と産業構造
  4 ブリ養殖の工程とエサやり
  5 ブリのエサやりにみる養殖業者たちの自然観察
  6 養殖業で深まる海と人の関わり
第6章 制約と可能性の海とともに生きる
  1 生業誌という視点を用いて明らかにしたこと
  2 人びとは海をどのようにみてきたのか
  3 人びとは海とどのように関わってきたのか
  4 海とともに生きる-これからの漁業