福田 円/著 -- 慶應義塾大学出版会 -- 2013.2 -- 319.220224

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資料詳細

タイトル 中国外交と台湾
タイトルカナ チュウゴク ガイコウ ト タイワン
副書名 「一つの中国」原則の起源
著者 福田 円 /著  
著者カナ フクダ マドカ
出版者 慶應義塾大学出版会
出版年 2013.2
ページ数 4,418p
大きさ 22cm
一般件名 中国-対外関係-台湾-歴史
ISBN13桁 978-4-7664-2010-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 319.220224
内容紹介 朝鮮戦争停戦から文革前夜へと至る、台湾問題をめぐる中国の政治外交史を、「一つの中国」原則の起源という視点から論じる。台湾開放から一つの中国へと移行する毛沢東外交のプラグマティックな側面を浮き彫りにする。
著者紹介 1980年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。国士舘大学21世紀アジア学部准教授。

目次

序章 中国外交と台湾
  1 「台湾解放」の追求から「一つの中国」原則の形成へ
  2 「一つの中国」原則の形成過程をめぐる今日的解釈
  3 「一つの中国」原則の形成過程をめぐる研究史
  4 中国における新たな史料公開とマルチ・アーカイブ
  5 本書の分析視角と構成
第一章 第一次台湾海峡危機と「二つの中国」問題の生起(一九五四-一九五五年)
  はじめに
  1 「台湾解放」の再提起
  2 金門砲撃と台湾海峡危機
  3 浙江沿海島嶼攻略と危機の継続
  4 「二つの中国」問題の回避
  おわりに
第二章 「平和共存」の時代と「二つの中国」問題の深刻化(一九五五-一九五七年)
  はじめに
  1 対米直接交渉の限界
  2 「平和解放」の限界
  3 福建前線における軍事建設
  4 「二つの中国」問題の深刻化
  おわりに
第三章 第二次台湾海峡危機と「一つの中国」論の生起(一九五八年)
  はじめに
  1 金門砲撃作戦の決定
  2 金門砲撃作戦の展開
  3 政治軍事闘争の限界
  4 金門・馬祖「解放」の長期棚上げ
  おわりに
第四章 中ソ対立と「一つの中国」論の動揺(一九五八-一九六一年)
  はじめに
  1 第二次台湾海峡危機後の対台湾工作
  2 台湾問題をめぐる中ソ間の齟齬
  3 第一六回国連総会における国連中国代表権問題
  おわりに
第五章 「大陸反攻」への反対と「一つの中国」論の確認(一九五九-一九六二年)
  はじめに
  1 「大陸反攻」に対する脅威認識
  2 反「大陸反攻」の軍事動員
  3 台湾海峡における軍事的緊張の利用
  4 「一つの中国」論の前提としての反「大陸反攻」
  おわりに
第六章 冷戦構造の多極化と「一つの中国」原則の形成(一九六二-一九六五年)
  はじめに
  1 ラオス危機と「一つの中国」原則
  2 中仏国交正常化交渉における「一つの中国」原則
  3 旧仏領アフリカ諸国との外交関係樹立交渉における「一つの中国」原則
  4 「一つの中国」原則の発展とその限界
  おわりに
結論 「一つの中国」原則の起源とその論理
  1 「一つの中国」論の形成
  2 「一つの中国」論の射程
  3 「一つの中国」原則の起源