宍戸 節太郎/著 -- 現代書館 -- 2013.2 -- 940.278

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資料詳細

タイトル カネッティを読む
タイトルカナ カネッティ オ ヨム
副書名 ファシズム・大衆の20世紀を生きた文学者の軌跡
著者 宍戸 節太郎 /著  
著者カナ シシド セツタロウ
出版者 現代書館
出版年 2013.2
ページ数 229p
大きさ 20cm
ISBN13桁 978-4-7684-5698-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 940.278
内容紹介 ノーベル文学賞を受賞した、ユダヤ系ドイツ語作家・思想家のエリアス・カネッティ。カネッティの主だった著作を網羅的に扱い、個々の著作を時系列に辿りながら、カネッティ思想の中心テーマを浮き彫りにする。
著者紹介 1969年秋田県生まれ。上智大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程満期修了退学。博士(文学)。國學院大學文学部外国語文化学科助教。

目次

第一章 エリアス・カネッティ
  1.ユダヤの誇り
  2.ドイツ語作家カネッティ
第二章 小説『眩暈』におけるパラダイム転換
  1.「小説の危機」、実験小説としての『眩暈』
  2.哲学的パロディー
  3.近代的「個人」の戯画
第三章 言語音響の祝宴『結婚式』
  1.風刺としての『結婚式』
  2.言葉による家の構築
  3.言葉の音響化
  4.言語における音の地平
第四章 武器としての笑い『虚栄の喜劇』
  1.焚書に抗して
  2.茶番としてのファシズム
  3.ヒトラー、ナチに対する言葉の闘争
第五章 戦後ドイツとカネッティ
  1.カネッティ生誕百年
  2.戦後ドイツと『啓蒙の弁証法』
  3.アドルノと『群衆と権力』
  4.『群衆と権力』の思想
第六章 人間たちの「距離」空間『猶予された者たち』
  1.思想劇『猶予された者たち』
  2.「権力」と他者との関係性
  3.「群衆」と他者との関係性
第七章 カネッティにおける「変身」の思想
  1.講演「詩人の使命」
  2.言葉のエトス、「文学の死」に抗して
  3.ミメーシスの問題圏
  4.「変身」の詩学
  5.他在の可能性
第八章 「変身」の番人カネッティ
  1.「変身」の番人
  2.カネッティ思想の原風景『眩暈』
  3.プラトン思想の逆転