福田 アジオ/著 -- 岩田書院 -- 2012.12 -- 380.1

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資料詳細

タイトル 「二〇世紀民俗学」を乗り越える
タイトルカナ ニジッセイキ ミンゾクガク オ ノリコエル
副書名 私たちは福田アジオとの討論から何を学ぶか?
著者 福田 アジオ /著, 菅 豊 /著, 塚原 伸治 /著  
著者カナ フクタ アジオ,スガ ユタカ,ツカハラ シンジ
出版者 岩田書院
出版年 2012.12
ページ数 187p
大きさ 21cm
一般件名 民俗学
ISBN13桁 978-4-87294-779-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 380.1
内容紹介 柳田国男が始めた「二〇世紀民俗学」の代表的論客である福田アジオとの議論を通して、「二〇世紀民俗学」の可能性と問題点、決別の可否といった問題群を検討。2010年7月開催の現代民俗学会第6回研究会の記録。
著者紹介 1941年三重県生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。国立歴史民俗博物館名誉教授。

目次

プロローグ
  はじめに
  二〇世紀民俗学を具現化する福田アジオ
  民俗学の退廃を悲しむ
  存在理由がなくなった民俗学は消え去るべきである
  民俗学は永遠不滅ではない-二〇世紀民俗学の行方
課題1 民俗学の定義の問題
  民俗学の定義
  民俗学を特殊な学問にしない
  福田定義の意図
  「歴史民俗学派」という特徴
  変化してきた海外の民俗学
  歴史民俗学は民俗学変革の「足枷」になってきたのではないか?
  個人の体験・経験を超えたところに見えてくる認識
  民俗学は消えてしまって良い?
課題2 民俗学の方法の問題
  民俗学の理論的危機
  歴史認識の新たな方法とは?
  「歴史よ、さようなら」の後に代わりうるものはあるのか?
課題3 伝承母体論の問題
  伝承母体論に関する課題
  伝承母体の理論
  伝承母体論の功罪
  伝承母体論における他分野の影響
  村落の類型論的把握
  「新しい民俗」を扱えるか?
  「個人」から民俗を把握する
課題4 民俗学の国際性の問題
  民俗学の国際性
  世界のなかで孤立する日本民俗学
  一国民俗学の問題、比較民俗学の問題
  一国民俗学を外せ
  異文化理解の困難さ
課題5 民俗学の調査論の問題
  民俗学的調査法の変容
  調査マニュアルと集団型調査が生起した背景
  『民俗調査ハンドブック』の功罪
  自治体史編纂事業の現在的評価
  自治体史になぜ民俗編が盛り込まれたのか?
課題6 民俗学の実践の問題
  実践性を見失った民俗学
  眼前の現実を排除する民俗学
  福田アジオの実践への問い
  多様な実践のあり方
  柳田国男の実践と宮本常一の実践
フロアーとの討論
エピローグ