朝日 祥之/著 -- 明治書院 -- 2012.10 -- 810.9

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資料詳細

タイトル サハリンに残された日本語樺太方言
タイトルカナ サハリン ニ ノコサレタ ニホンゴ カラフト ホウゲン
叢書名 海外の日本語シリーズ
著者 朝日 祥之 /著, 真田 信治 /監修  
著者カナ アサヒ ヨシユキ,サナダ シンジ
出版者 明治書院
出版年 2012.10
ページ数 157p
大きさ 21cm
一般件名 日本語 , サハリン
ISBN13桁 978-4-625-43450-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 810.9
内容紹介 日本の旧統治領で戦前・戦中に日本語を習得した人々が使う日本語は、どのような変化をたどってきたのか。サハリン(旧樺太)で形成された日本語の接触方言の特徴を、アイヌ人、ウイルタ人、朝鮮人、ニヴフ人を中心に概説する。
著者紹介 大阪大学大学院修了。博士(文学、大阪大学)。国立国語研究所准教授。著書に「ニュータウン言葉の形成過程に関する社会言語学的研究」など。

目次

第1章 サハリンの概要
  1.1 はじめに
  1.2 位置
  1.3 地勢
  1.4 人口
  1.5 民族構成
  1.6 使用言語
  1.7 サハリンへのアクセス
第2章 サハリンの言語接触史における日本語の位置付け
  2.1 はじめに
  2.2 サハリンにおける言語接触の変遷
  2.3 サハリン先住民の時代
  2.4 周辺諸国との交流の時代
  2.5 日本領サハリン(樺太)の時代
  2.6 ロシア領サハリンの時代
  2.7 おわりに
第3章 サハリンの日本語を記録・保存するための調査
  3.1 はじめに
  3.2 フィールドワークの前にすること
  3.3 フィールドワークですること
  3.4 フィールドワークの後にすること
  3.5 おわりに
第4章 サハリンに生まれた日本語の接触方言
  4.1 はじめに
  4.2 樺太方言が形成された背景
  4.3 樺太方言に見られる言語的特徴
  4.4 言語行動に見られる特徴
  4.5 今後の展望
  4.6 おわりに
第5章 ポロナイスク(敷香町)における言語接触
  5.1 はじめに
  5.2 概要
  5.3 日本領有時代より前の時期における言語状況
  5.4 日本領有時代における言語状況
  5.5 日本領有時代以後における言語状況
  5.6 おわりに
第6章 漁撈語彙に見る言語接触
  6.1 はじめに
  6.2 海上交易で運ばれる言葉
  6.3 サハリンとオホーツク海
  6.4 サハリンにおける言語接触
  6.5 日本語のサハリン進出
  6.6 日本人居住者・出稼ぎ労働者と現地住民と言語接触の関係
  6.7 おわりに
第7章 ウイルタ人の日本語に見られる言語的特徴
  7.1 はじめに
  7.2 ウイルタ人日本語話者の日本語に関する先行研究
  7.3 調査概要
  7.4 分析
  7.5 考察のまとめ
  7.6 おわりに
第8章 サハリンにおける「危機言語」と日本語教育
  8.1 はじめに
  8.2 サハリンにおける日本語・日本語教育
  8.3 民族ごとに見る教育言語
  8.4 5つの「危機言語」と教育
  8.5 日本語教育ならびにロシア語教育に対する評価
  8.6 おわりに
第9章 まとめと今後の展望
  9.1 はじめに
  9.2 本書で明らかになったこと
  9.3 今後の課題
  9.4 海外の日本語研究への展望