伊藤 誓/著 -- 法政大学出版局 -- 2012.10 -- 930.26

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資料詳細

タイトル <ノヴェル>の考古学
タイトルカナ ノヴェル ノ コウコガク
副書名 イギリス近代小説前史
著者 伊藤 誓 /著  
著者カナ イトウ チカイ
出版者 法政大学出版局
出版年 2012.10
ページ数 10,306p
大きさ 20cm
一般件名 小説(イギリス)-歴史
ISBN13桁 978-4-588-49028-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 930.26
内容紹介 内部で諸ジャンルが角遂・葛藤するイギリス近代小説。18世紀初頭におけるイギリス近代小説の作家たちが置かれていた文学的ミリューの「近似値」の復元を試みる。
著者紹介 1951年三重県生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。首都大学東京大学院人文科学研究科教授。イギリス小説専攻。著書に「ロレンス文学のコンテクスト」など。

目次

序論
  一 一八世紀イギリス小説のコンテクスト
  二 なぜ「考古学」か
第1章 小説の<起源>をめぐって
  一 ワット説への疑問
  二 古代ロマンス/小説を生み出した時代
  三 古代ギリシャ・ロマンス/小説の特徴
  四 古代ロマンス/小説のインターテクスチュアリティ
第2章 古代ロマンス/小説の翻訳
第3章 ロマンスの変容
  一 叙事詩、武勲詩から韻文ロマンスへ
  二 韻文ロマンスから散文ロマンスへ
  三 ロマンス批判によるロマンス再活性化
  四 ノヴェッラ、ヌーヴェルの登場へ
第4章 ピカレスク小説再考
  一 ピカロ的人物像
  二 スペイン・ピカレスク小説
  三 ピカロとしての狐ルナール
  四 ファブリオのノヴェッラ/ヌーヴェル化
  五 スペイン・ピカレスク小説の先駆けの英訳
  六 ノヴェッラ的「例話」から(強引に)引き出される「教訓」
  七 ノヴェッラ、ヌーヴェルの盛期
  八 ドイツのピカレスク小説
  九 フランス・ピカレスク小説の先駆け
第5章 <ノヴェル>への胎動
  一 散文ロマンスへ
  二 中世フェミニズムの消長
  三 ルネサンス人文主義の残照
  四 イギリスのピカロたち
第6章 <ノヴェル>のための技法
  一 「性格描写」と「語り」の技術
  二 イギリスのロマンスの変容
  三 商人階級の<声>
  四 分類を拒む作品と多数多様な翻訳
第7章 叙事詩、ロマンス、<ノヴェル>
  一 叙事詩の自己完結性
  二 ロマンスに内在するアンビヴァレンス
  三 牧歌ロマンス、騎士道ロマンス、英雄ロマンス、近代語訳ギリシャ・ロマンス/小説
  四 英訳英雄ロマンスから「アマトリー・ノヴェラ」へ
  五 「ロマンス・ノヴェル/ノヴェル・ロマンス」としての「小説」