杉原 厚吉/著 -- 共立出版 -- 2012.9 -- 411.3

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資料詳細

タイトル だまし絵と線形代数
タイトルカナ ダマシエ ト センケイ ダイスウ
叢書名 シリーズ・現象を解明する数学
著者 杉原 厚吉 /著  
著者カナ スギハラ コウキチ
出版者 共立出版
出版年 2012.9
ページ数 4,142p
大きさ 22cm
一般件名 線型代数学 , だまし絵
ISBN13桁 978-4-320-11001-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 411.3
内容紹介 単純な数学によって、錯覚という一見複雑な認識現象がどのように定式化でき、探究できるのか。だまし絵に関する錯覚を、線形代数という、数学の中でも最も基本的な道具を使って解き明かす。
著者紹介 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。明治大学大学院先端数理科学研究科特任教授。工学博士。専門は数理工学。

目次

第1章 だまし絵-立体認識の危うさ
  1.1 不可能図形錯視
  1.2 頂点辞書による立体候補の列挙
第2章 立体復元方程式
  2.1 ベクトルと行列
  2.2 垂直投影図としての立体解釈
  2.3 線形空間
  2.4 線形写像
  2.5 立体復元の自由度
  2.6 三角錐台の線画
  2.7 立体復元方程式の平面解
第3章 遠近不等式
  3.1 ラベルが表す遠近関係
  3.2 不等式制約の等号許容化
  3.3 線形計画問題への帰着
第4章 視点不変性
  4.1 中心投影と平行投影
  4.2 同次座標
  4.3 射影空間と射影変換
  4.4 射影変換の自由度
  4.5 立体復元可能性の視点不変性
  4.6 中心投影に対する立体復元方程式
第5章 立体復元の脆弱性の克服
  5.1 立体復元方程式の過剰な厳密さ
  5.2 誤差に敏感な線画と鈍感な線画
  5.3 性質5.1,5.2の証明のスケッチ
  5.4 誤差に敏感な線画からの立体復元
第6章 錯視デザイン1-不可能立体
  6.1 自由度の大きいだまし絵の描き方:遠近逆転の技
  6.2 だまし絵の立体化
  6.3 なぜだまされるのか
  6.4 「無限階段」の立体化
  6.5 面接触立体の自由度
第7章 錯視デザイン2-反重力すべり台
  7.1 斜面をもった立体の復元
  7.2 見えない部分での制約の緩和
  7.3 反重力すべり台の例
  7.4 柱に支えられない反重力すべり台
第8章 線画理解の数理モデル
  8.1 線画から立体へ
  8.2 直角を好む脳
  8.3 さらに勉強したい人のために