藤嶋 亮/著 -- 彩流社 -- 2012.8 -- 312.391

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資料詳細

タイトル 国王カロル対大天使ミカエル軍団
タイトルカナ コクオウ カロル タイ ダイテンシ ミカエル グンダン
副書名 ルーマニアの政治宗教と政治暴力
著者 藤嶋 亮 /著  
著者カナ フジシマ リョウ
出版者 彩流社
出版年 2012.8
ページ数 367,78p
大きさ 22cm
一般件名 ルーマニア-政治・行政-歴史
ISBN13桁 978-4-7791-1812-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 312.391
内容紹介 恣意的な独裁と神秘主義的運動の暴力的対峙-。1930~40年代のルーマニア政治における「体制-運動」ダイナミクスを解明する。ドイツ、イタリアに次ぐ強力なファシズム運動が展開された戦間期ルーマニアの政治史。
著者紹介 1974年神奈川県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員などを経て、神奈川大学、首都大学東京、文教大学非常勤講師。博士(法学)。

目次

序章
  はじめに
  第一節 ルーマニア政治史の特殊性と「体制-運動」ダイナミクス
  第二節 研究史と問題の所在
  第三節 史料状況
  第四節 分析枠組
第一章 軍団運動の形成(一九二二~三二年)
  第一節 軍団創設にいたる前史
  第二節 軍団創設と「鳴かず飛ばず」(一九二七~一九二九)
  第三節 「大衆の中へ」(一九二九~一九三〇)
  第四節 選挙への参加(一九三一~一九三二)
第二章 軍団の「突破」と体制-運動ダイナミクスの生起(一九三二~三三年)
  第一節 組織の拡大とプロパガンダの発展
  第二節 飛躍の背景
  第三節 統治権力との対立-緊張から全面衝突へ
  第Ⅰ部(第一章・第二章)の総括
第三章 体制の漸進的権威主義化と軍団運動の停滞(一九三四~三五年)
  第一節 タタレスク内閣
  第二節 政治勢力の配置
  第三節 軍団運動の危機
第四章 「再版」寡頭的議会制の腐蝕と軍団運動の再建(一九三五~三六年)
  第一節 運動の再建と組織的発展
  第二節 活動の全国的展開
  第三節 国民農民党の退潮と極右勢力の伸長
  第四節 軍団学生運動の急進化と「宥和政策」の修正
第五章 軍団運動の躍進と「再版」寡頭的議会制の破綻(一九三六~三七年)
  第一節 軍団への「宥和政策」の破綻
  第二節 軍団への「封じ込め政策」と体制の権威主義化の進行
  第三節 軍団運動の第二の飛躍期
  第四節 内閣危機と「反国王派」の結集
  第五節 一九三七年の総選挙
  第Ⅱ部(第三章・第四章・第五章)の総括
第六章 国王独裁の樹立と軍団運動の崩壊(一九三八年)
  第一節 ゴガ内閣
  第二節 国王独裁の樹立
  第三節 軍団運動の弾圧
  第四節 軍団運動の壊滅
第七章 国王独裁の崩壊と軍団運動の「権力到達」(一九三九~四〇年)
  第一節 「新体制」確立の試み
  第二節 カリネスク暗殺と軍団運動の「断頭decapitare」
  第三節 「国民和解」・「抱き込み」政策と軍団運動の復活
  第四節 国王独裁の崩壊と軍団運動の「権力到達」
  第Ⅲ部(第六章・第七章)の総括
第八章 「国民軍団国家」という悪夢(一九四〇~四一年初)
  第一節 アントネスクと軍団の二頭制
  第二節 テロリズム支配とその終焉
終章
  第一節 軍団運動のヴァイタリティ
  第二節 戦間期ルーマニア政治の悲劇-シニシズムと政治的暴力の間で