内村 剛介/著 -- 恵雅堂出版 -- 2012.3 -- 081.6

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資料詳細

タイトル 内村剛介著作集 第6巻
タイトルカナ ウチムラ ゴウスケ チョサクシュウ
著者 内村 剛介 /著, 陶山 幾朗 /編集・構成  
著者カナ ウチムラ ゴウスケ,スヤマ イクロウ
巻の書名 日本という異郷
出版者 恵雅堂出版
出版年 2012.3
ページ数 624p
大きさ 22cm
ISBN13桁 978-4-87430-046-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 081.6
内容紹介 わが国の論壇、ロシア文学界に大きな影響を与えた内村剛介の文業を集大成。第6巻は、戦後、長い抑留生活から帰還した著者の、その眼差しに映じた日本への違和感を表出した文章群を収録。巻末に解説・解題を付す。
著者紹介 1920~2009年。栃木県生まれ。満洲国立大学哈爾濱学院卒業。評論家、ロシア文学者。敗戦とともにソ連に抑留され、56年帰国。北海道大学教授などを務めた。著書に「呪縛の構造」など。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
安保闘争の“総括”
  民主主義の神話
11-13
安保闘争のアイデア・マンへ
  開高健『過去と未来の国々』
14-16
情況にとってまことに残酷なこと 17-22
頽廃への黙契 23-30
流亡と自立 31-33
ジャパンの“反抗的”ペット 34-37
敗残兵の思想 38-49
市民
  群れをなさぬもの
50-53
「順法」と「革命」の逆説 54-56
駈けくらべする真夏の昼の奴隷たち 57-66
いま何が問われているのか?
  吉本隆明への手紙
67-72
明るい廃屋 73-91
ノンポリ・ラジカルは定着する 92-99
国家は棄民する 100-111
明るい暗殺者の群れ 112-121
戦中・戦後・戦無 122-128
反ディアローグ・“反近代” 129-136
ジャングルとジャパンをつなぐニヒリズム 137-140
時間ニヒリズムと日本人 141-146
戦後思想の「勝者」たち
  「私」と「公」を繫ぐもの
147-149
名なしの時代の鬼子たち 150-156
雄々しく哀しい亡命 157-159
宗教・人間・国家 160-166
「ジャリクラシー」とデモクラシー 167-172
巨大で空虚な中枢の出現
  戦後三十一年目の夏に
173-176
亡国について 177-179
戦前、戦中、戦後、戦無ということば 180-183
八月の青空の雲は…
  不戦の念仏が戦争を招く
184-191
ワレサと「わるさ」 192-194
「ただの人」の勇気を 195-199
文学メダカは群れたがる
  署名します。ただし
200-202
『連帯』に連帯するとは何か 203-208
憲法第九条断想 209-216
忘却の構造
  追憶の儀式と日本人
217-219
異常増殖をとげる「ジャリクラシー」 220-224
ゴッド・ブレス・クリミナル・ソシアリズム
  平成元年・情況論
225-232
或る河上肇拾遺
  河上肇
235-238
秘密活動(コンスピラシー)はやはり悖徳である
  河上肇
238-243
呪文の思想家を拒否す
  埴谷雄高
244-248
ニヒリストの饒舌
  埴谷雄高
248-253
牛刀好考
  追悼・竹内好
254-256
魯迅に屈する竹内好
  竹内好
256-265
孤立と狂気
  明治維新の精神過程
266-269
ゾルレンの“フェチシズム化”の根源
  村上一郎
269-274
村上一郎追悼
  村上一郎
274-276
胸に拠る知的アリストクラシー
  ロシアの革命
277-282
著者への手紙
  革命と市民的自由
282-286
「人間の自然」への回帰
  清水幾太郎
287-290
ついにユリイカは訪れず
  清水幾太郎氏を悼む
290-292
“ヴレメンシチク”の無思想圏
  清水幾太郎
293-295
戦中派の“実存的焦燥感”
  歴史におけるイロニー
296-297
きまじめなざれごと
  鮎川と吉本の「運命」
298-306
雑でない雑文
  私のなかのアメリカ
306-308
「時代の勝負師」の本領
  時代を読む
309-312
戦争と吉本隆明
  吉本隆明
313-323
傍白としての所感
  司会をつとめつつ
323-325
下等な真理・高等な欺瞞
  サブ・カルチャー風に
325-328
徒党の検閲
  江藤淳氏の敗北主義
329-331
その存在論
  インデックス化の試み
332-338
日本民俗学は「誇りの学」
  谷川健一
339-344
谷川健一のメタモルフォーゼ
  日本地名研究所設立まで
344-351
二葉亭四迷
  二葉亭四迷
355-379
愚図・実業の系譜
  二葉亭四迷
379-382
二つの「落葉」
  二葉亭四迷
382-385
パロディ・リアリスト
  岩野泡鳴
386-400
未熟と成熟
  上目づかいの『支那游記』
401-410
日本文学の正系に属す
  菊池寛
411-415
菊池寛の“正直”
  菊池寛
415-418
表現へのこだわり
  正宗白鳥 1
419-429
異いはその狂いざま
  正宗白鳥 2
429-447
自然の向う側を
  北條民雄 1
448-460
柊の貌に
  北條民雄 2
460-473
ウソの哀感
  島木健作
474-483
愛執の色
  岡本かの子
484-496
幻想は宿命
  内田百間
497-509
内村鑑三との邂逅と別れ
  志賀直哉
510-519
“耽美”の情況
  谷崎潤一郎・永井荷風・中島敦
520-528
亡びの道の道標、戦後文学
  坂口安吾・椎名麟三
529-543
ナショナルな中野重治
  中野重治
544-547
虚無が美学を喰う
  三島由紀夫の死に
548-550
長谷川四郎・くすんだこころ
  長谷川四郎
551-560
四郎をロシア現代作家のなかへ措く
  長谷川四郎
560-574
時代と向き合うラジカル・デラシネ
  五木寛之
575-587
コロンの眼
  五木寛之の実存
587-589
解説=内村剛介を読む
  ダモーイ、異郷、そしてジャパン-内藤操と内村剛介
岡本 雅美/著 591-608