友田 義行/著 -- 人文書院 -- 2012.2 -- 778.21

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閲覧室 /778.2/ト/ 116592189 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 戦後前衛映画と文学
タイトルカナ センゴ ゼンエイ エイガ ト ブンガク
副書名 安部公房×勅使河原宏
著者 友田 義行 /著  
著者カナ トモダ ヨシユキ
出版者 人文書院
出版年 2012.2
ページ数 361p
大きさ 20cm
一般件名 映画-日本
ISBN13桁 978-4-409-10030-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 778.21
内容紹介 戦後前衛芸術運動の中心を駆け抜けた、安部公房と勅使河原宏の協働を軸に、1950~60年代にかけての日本文学と映画が提示した諸問題を考察する。
著者紹介 1979年奈良県生まれ。博士(文学)。立命館大学、京都橘大学、花園大学非常勤講師。立命館大学国際言語文化研究所客員研究員。専門は日本近現代文学・映画研究。

目次

序章
第一章 協働の序幕
  一 総合芸術運動からの出発
  二 前衛という言葉
  三 素地としての記録映画
  四 ATGの揺籃
  五 協働劇映画への胎動
第二章 文学と映画の弁証法
  一 映像と言語をめぐる論争
  二 ショットの再評価
  三 一般言語と映画言語
  四 映像は思想を表現できるか?
  五 モンタージュ論終焉説
  六 安部公房による映像論批判
  七 言語と映像の弁証法
第三章 記録と幻想の地底から-『おとし穴』論
  一 炭鉱のドキュメンタリー・ファンタジー
  二 偶然性のモンタージュ
  三 風景と歴史
  四 影の暴力
  五 視覚をめぐる物語
  六 空洞と墓標
第四章 流動する風景と身体-『砂の女』論
  一 原作と映画の多義性
  二 砂丘からの創造
  三 クローズアップが生む文脈
  四 形態とリズムのアナロジー
  五 揺れる鏡像
  六 風景と身体
  補論 『砂の女』台本について
第五章 身体の変貌と言語-小説『他人の顔』論
  一 身体の加工/仮構
  二 肉体と空間
  三 共同体の変容と身体の変貌
  四 皮膚の言語
  五 アメーバを夢見る巻貝
第六章 映像のなかの原爆乙女-映画『他人の顔』論
  一 放射能とケロイド
  二 「仮面劇」と「愛の片側」
  三 映画青年と原爆乙女
  四 破壊と復興
  五 ドキュメンタリーの限界性と女性被爆者表象の(不)可能性
  六 乙女と牡牛
第七章 映画的手法の小説化-『燃えつきた地図』論
  一 最後のコラボレーション
  二 未知なる不定形の都市
  三 言語のモンタージュ
  四 鏡のある風景
  五 反転世界からの視線
  六 つぶれた猫
終章